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6月, 2017の投稿を表示しています

bashに長いコマンドを入力する際に改行して見やすくする方法

要約 bashに長いコマンドを入力するときに読みやすくするよう改行するには、改行したい箇所で バックスラッシュ \ を入力してエンターキーを押すと続けて次の行にコマンドを書いていくことが出来ます。。 例 $ echo "abcd" "efgh" "1234" と入力するときに改行するには $ echo \ "abcd" \ "efgh" \ "1234" となります。端末上で直接行を分ける以外に、テキストエディターでコマンドを複数行に分けて編集してそのままペーストする場合でも使えます。  参考 : linux - How do I paste multi-line bash codes into terminal and run it all at once? - Stack Overflow 解説 Linuxの端末(ここではbashを使うことを想定)で、コマンドを入力するときにいろいろオプションを指定しているとやたら長くなって読み難くなることがあります。 例えばffmpegで複数の動画を合成したいとき、以下のようなコマンドを入力します。 $ ffmpeg -i wall02.png -i 001.mp4 -i 002.mp4 -i 003.mp4 -i 004.mp4 -filter_complex "nullsrc=size=1920x1080 [base]; [0:v] setpts=PTS-STARTPTS, scale=1920x1080 [background]; [1:v] setpts=PTS-8/TB, scale=900x500 [1/4]; [2:v] setpts=PTS-10/TB, scale=900x500 [2/4]; [3:v] setpts=PTS-5/TB, scale=900x500 [3/4]; [4:v] setpts=PTS-4/TB, scale=900x500 [4/4]; [base][background] overlay=1 [tmp1]; [tmp1][1/4] overlay=shortest=1:x=30:y=20

GNOME Boxesで仮想マシン環境を構築

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何かとパソコンを使っているといまの環境はそのままにしたいけど、他のOSを使いたいとか設定を変更したらどうなるか確認したい場合が出てきます。他に空いているパソコンでもあればそれで試せるのですが、パソコンを用意したり環境構築をしたりするのはめんどうです。 そういったときに仮想マシンというのを使うと便利です。仮想マシンを簡単に説明すると、パソコンの中にソフト上で別のパソコンを動作させるといったものです。以前と比べてパソコンの性能も上がっているので、仮想マシンでもそれなりの性能で動作してくれます。 UbuntuなどLinuxデスクトップ環境で仮想マシン環境を使う場合、VirtualBoxがよく使われています。 Oracle VM VirtualBox Wikipedia :  英語記事 、 日本語記事 VirtualBoxはいろいろ細かく設定出来るのですが、設定項目が多岐に渡るため少々とっつきにくい感じはあります。今回紹介するGNOME Boxesは比較的簡単な設定で使用することが出来る仮想マシン環境構築ソフトです。 Apps/Boxes - GNOME Wiki! Wikipedia 英語記事 Ubuntuの場合はソフトウェアセンターからもインストールすることが出来ます。 apt:gnome-boxes 正常に機能しない場合の対処について さて自分の環境(Ubuntu16.04)だけかも知れませんが、インストールしたGNOME Boxesがうまく使えないことがあります。新規の仮想マシンを作ろうとしても何故か失敗してしまう状況がありました。その場合は一度GNOME Boxesを終了してもう一度起動することで、正常に使用することが出来ました。 仮想マシンを作っている場合は起動画面にそれが表示されるのですが、起動に失敗した場合は上の画像のような初期画面が表示されてしまいます。そしてその場合は仮想マシン作成などは失敗してしまいます。起動画面に表示されないので、すでに作ってある仮想マシンも起動することが出来ません。 とりあえず一度起動してダメな場合は、終了して立ち上げ直せば大丈夫だとは思います。 仮想マシンを作った後では、正常に起動すると以下のように仮想マシン選択画面が表示されます。 基本的な使い方 使い方に関しては

コマンドライン操作において関連付けに基づいてファイルなどをソフトで開いてくれる機能(xdg-openなど)

Linuxのデスクトップ環境でコマンド操作を行うときに、引数に与えたファイルやフォルダなどを自動で判断して適切なソフトで立ち上げてくれる仕組みがあります。xdg-openというコマンドがその一つで、他にはgnome-openやgvfs-open、exo-openなどがあったりします。 例えばPDFファイル(sample.pdf)があったときに $ xdg-open sample.pdf のようにコマンドを実行すると、設定されているPDFビューアソフトでPDFファイルが開きます。 他には以下のようにフォルダ(ディレクトリ)を引数として与えると $ xdg-open Documents 設定されているファイルマネージャーでそのディレクトリが開きます。 また以下のように引数にURLを指定すれば $ xdg-open https://yutarine.blogspot.jp WebブラウザーでそのURLへアクセスしてくれます。他にはメールアドレスを指定すればメーラーが開かれたりいろいろ出来るそうです。 どうやらデスクトップ環境によって個別のコマンドが用意されているようです。 GNOME環境 : gnome-open, gvfs-open KDE環境 : kde-open Xfce環境 : exo-open などという関係のようです。どのファイルをどのソフトが開くのかといった関連付けはそれぞれのデスクトップ環境の設定に基づくらしいです。xdg-openに関してはデスクトップ環境を判断して機能するとかなんとか。 このへんはちょっとネットで流し読みした程度の知識しかないので、関連付けの設定方法などはあまりよく分かりません。 (気が向いた時にでも調べてみようかしら) GUI操作とコマンドライン操作を行ったり来たりすることが多い場合は便利に使える機能かなと思います。

fehコマンドのモンタージュモード(サムネイル作成)

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以前紹介したfehコマンド。 fehコマンドで大量の画像をスライドショー表示する方法 このときはスライドショー機能を紹介しましたが、fehコマンドにはモンタージュモードというサムネイル作成機能もあります。 簡単な作例を元にモンタージュモードについて説明していきます。 作例としてストップモーションアニメを作っていくことにします。 写真1 ストップモーションアニメ用に上にある写真1のような写真をいくつか撮影していきます。 撮影して出来た画像を一つのフォルダ(ディレクトリ)にまとめておきます。lsコマンドでファイル一覧を表示すると以下のようになります。 CIMG9379.JPG CIMG9387.JPG CIMG9395.JPG CIMG9403.JPG CIMG9411.JPG CIMG9380.JPG CIMG9388.JPG CIMG9396.JPG CIMG9404.JPG CIMG9412.JPG CIMG9381.JPG CIMG9389.JPG CIMG9397.JPG CIMG9405.JPG CIMG9413.JPG CIMG9382.JPG CIMG9390.JPG CIMG9398.JPG CIMG9406.JPG CIMG9414.JPG CIMG9383.JPG CIMG9391.JPG CIMG9399.JPG CIMG9407.JPG CIMG9384.JPG CIMG9392.JPG CIMG9400.JPG CIMG9408.JPG CIMG9385.JPG CIMG9393.JPG CIMG9401.JPG CIMG9409.JPG CIMG9386.JPG CIMG9394.JPG CIMG9402.JPG CIMG9410.JPG ここで端末で以下のようにfehコマンドを実行します。 $ feh ./ -m -W 800 -H 600 -y 100 -E 100 各オプションの意味は以下のような感じです(詳しくは公式のマニュアルを参照して下さい)。 -m : モンタージュモード -W : サムネイルキャンバスサイズの幅 -H : サムネイルキャンバスサイズの高さ -y : サムネイル1つの幅 -E : サムネイル1つの高さ

fehコマンドで大量の画像をスライドショー表示する方法

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最近Webカメラでタイムラプス動画を撮影していますが、撮影した数百枚、多い時は数千枚ある画像から動画を作成するにはエンコードにもそれなりに時間がかかります。 エンコード前に確認したい場合には画像ビューアでサムネイル表示して確認すればいいのですが、一覧表示で見るのと動画で見るのとではちょっと感じが違ってきます。なのでエンコードする前に出来るだけ動画に近い状態で確認作業をしたいわけです。 多くの画像ビューアにはスライドショー機能があるので、それを使えば簡易的に動画を作成したような感じで見ることが出来ます。ただ通常のスライドショーのように数秒毎に画像を進めるのではなく、この場合は30fpsほどの速度で進める必要があります。 そのため動画のように見る条件として、画像ファイルのサイズと使っているパソコンの処理速度との兼ね合い、また画像ビューアのスライドショー機能でそこまでの速度で設定出来るかというのを考慮する必要があります。 そこで自分はLinux上でコマンドで操作出来る画像ビューア fehコマンド というのを使用しています。 feh – a fast and light image viewer manual fehコマンド自体は様々な機能はあり、その中にスライドショー機能もあります。 一つ一つ説明すると長くなるので、簡単に書くと以下のようなコマンドになります。 feh ./ -g 400x300 -D 0.1 --cycle-once カレントディレクトリ内の画像をスライドショーするため「./」を指定 表示する画像の大きさを指定するのに「-g」オプションでサイズを指定 スライドショーで次の画像を切り替えるまでの時間の指定に「-D」オプションを指定。計算すると分かるが、0.1では30fpsとはならない。 また「--cycle-once」オプションを付けることでスライドショーが一周したら終了するようにしている。これがないとスライドショーは延々とループし続ける。 以上は自動でスライドショーを行う設定ですが、-Dオプションを使わなければキーボードの左右キーにより手動で画像を進めたり戻したりが出来ます。細かく確認するにはこの方が利便性があると思います。 (まぁ左右キーを押し続けるのも指が疲れるので、自動で画像送りをした方が楽

[テスト] Googleスライドで作ったスライドショーをブログで表示してみる

LibreOffice Impressで作成したときのフォントや3D図形で反映されていないものがある。

空を定点観測してみたタイムラプス動画まとめ 2017年6月10日〜15日

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2017年6月10日〜15日の6日間の空の様子をまとめて動画にしました。6分割になっていて、   6月10日 6月11日 6月12日   6月13日 6月14日 6月15日 という並びになっています。動画は午前3時30分から午後9時までの撮影になっています。 Webカメラが使わないままになっていたので、何かに使えないかなーと思って流行りに便乗してタイムラプス動画撮影に使ってみました。 空の様子を15秒置きに撮影して動画化しています。月や太陽、そして雲の動きが見て取れます。たまにカメラ前に虫が入り込むのはご愛嬌🐛。 まれに撮影ミスで撮れていないコマがあるため各動画では若干のズレがありますが、±1分程度のズレなのでまぁそれほどでもないかなと。 下に貼ったのは明け方に月が映っていたときのものです。午前3時45分頃のものですが、1日の違いで月の位置が結構違っているのが分かりますね。

動画 : アリの群れの移動

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休憩がてら外を歩いていたらアリの群れが移動してるところに出くわしました。結構な数のアリがいたのでせっかくなのでカメラを置いておいて撮影しました。 サナギを持って移動するアリもチラホラ映ってます。動画は14分と長いですが、多く映ってるのは始めの数分くらいです。後半は徐々に数は減っていきます。

最近見かけた虫の動画

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葉っぱの上にいたイモムシ(何の幼虫か種類は不明)。 こちらはアリの巣です。巣に出たり入ったりするアリが見れます。

Org-mode(Emacs)から直接gnuplotでグラフを出力する方法について

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Org-babel-gnuplotで出力したグラフ(x軸に日付を指定) Org-modeで数式や各種データを書いた表から直接グラフを作成したいことがあって、調べてみるとgnuplotを呼び出して直接グラフを描くことも出来るようです。 gnuplotを呼び出す方法はどうも2種類(Org-babel-gnuplotとOrg-Plot)あって、それぞれgnuplotを呼び出す書き方が異なっています。 Org-Plot - The Org Manual   Org-babel-gnuplot 簡単に試してみた感じでは書き方はOrg-Plotの方が楽なのですが、少し挙動が分からない部分がありました。x軸に日時や時刻を指定する方法がうまくいきませんでした。 Org-babel-gnuplotの方はコードブロック(?)を用いて書くのですが、細かい指定も有効になる感じでした。日時や日付の指定も出来ました。 ただグラフを描く時に直接gnuplotのウィンドウを表示するのに失敗することがあるようで、一度画像ファイルに出力してそれをOrg-modeで書いている文書にリンクとして貼り付ける方法が確実のようです。コードからgnuplotを呼び出せば画像ファイルへのリンクが自動で挿入されます。 今回はとりあえずOrg-modeからgnuplotが使えますよという紹介だけで、もう少し調べて使いやすいようならまた続きを書いていきたいと思います。 Org-babel-gnuplotを用いてグラフ出力するときの書式

ドキュメントとかFAQとかチュートリアルとか文書にまつわる用語いろいろ

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文書を探しているといろいろ用語が出てきてアタマの中では何となく分類出来てたけど、ちょっと種類も多くなってきたので簡単なところだけまとめてみました。   ドキュメント 仕様書、説明書 マニュアル 取扱説明書、手引書 リファレンス 参照、照会 ガイドブック 手引書、案内書 チュートリアル 使い方の教材、教育 FAQ よくある質問 Q&A 質問と答え HOWTO やり方、方法 レシピ 手順書、方法 README ソフトウェア添付書 個人的には ドキュメント と マニュアル FAQ と Q&A HOWTO と レシピ はそれぞれ似たような意味合いで使われているかなぁという印象。 「レシピ」は料理関係でよく使われているけど、コンピュータ関係でも使われてるのは見かけますね。

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