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読書日記 : 赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)

赤村崎葵子の分析はデタラメ(電撃文庫) なんか、やたら長い紹介文が電撃文庫のサイトに書いてありますね…。これ、小説の初めのとこにも書いてあります。まぁここを読めばどんな小説か大体わかるかと思います(たぶん…)。 で、これは推理小説と思いきやそうではなくて分析小説です。分析ってなにかって言うと、いろんな要素から謎を解明していく、みたな感じです。ほんとに分析してんのかよ?ってとこもありますけど…。まぁタイトルに「デタラメ」って書いてありますからね。 分析していく謎は殺人事件とかではなく、日常系のものが多いです。 ヒロインの赤村崎葵子(あかむらさき あおいこ)ですが、作品中ではほぼ「テル」と呼ばれています。あと、頭に被ってるニット帽がトレードマーク。とはいっても外したら死ぬとかいうわけじゃなくて、たまに外してますけどね。 テル、可愛いよテル。 あと、いろいろ謎に対する伏線が張られてるんですけど、一応最後に回収(?)される…のかな?あれで回収って言っていいのか…。 でも、次巻に続かないと気になるのも残されてるので、できれば続いていってもらいたいですね。

「涼宮ハルヒの驚愕」予約告知トラック@秋葉原

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5月25日発売予定の「涼宮ハルヒの驚愕」、初回限定版の予約告知トラックが秋葉原を走っていました。トラック側面は長門と朝比奈さん、トップにハルヒがいます。 通常版は6月15日発売らしいですね。それにしても発売が待ち遠しいです。

読書日記 : 神さまのいない日曜日

神さまのいない日曜日 入江君人 富士見ファンタジア文庫(第21回ファンタジア大賞 大賞受賞作) 主人公は12歳の女の子「アイ」。彼女はとある村の墓守として日々墓穴を作り続ける。世界設定は現実世界とは大きく異なります。設定上は神さまが世界を捨ててしまい、新たな命が生まれてこなくなり、そして人も死ななくなります。主人公「アイ」の思考が普通の女の子のそれからずれているのもこの世界設定に影響されています。そこの世界設定を受け付けられるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかにかかっていると思います。自分の場合は、ちょっと受け取り辛かったですけど、そこそこ楽しめました。 ストーリーは「アイ」とある日村にきた青年を中心に進んでいきます。ジャンルとしてはファンタジー系かな?とりあえず次巻もでるようですので、興味を持たれた方は読んでみてはいかがでしょうか? 2巻は5月20日に出る予定です。

挫折しない初めてのライトノベルの読み方 (2) 本の選び方

昨日の 挫折しない初めてのライトノベルの読み方 (1) 書店編 に続き、今日は (2) 本の選び方です。 それではまず、ライトノベルとはいったいどういうものなのか説明していきたいと思います。先日説明したように、小説に挿絵のページが数枚入った本です。出版社のメインターゲットが中高生のようなので、ジャンルとしては学園物や超能力、魔法系といったものが多いのが特徴です。でもSFや推理系などもあるので、大人でも十分楽しめるものが多いですよ。 それから、通常の小説はだいたい一冊で完結、もしくは上下巻で完結するのが多いですが、ライトノベルでは一つのタイトルで10冊以上続くものが多いです。「人気作品だから読んでみよう!」と思っても、よくみたら20冊以上のシリーズもので、おまけにまだ完結していないとかいうことが多々あります。ここが初心者の挫折ポイントですね~。 初めて読むには、まず巻数がほどほどで(5冊以内)で完結しているものから読むのがおすすめです。そこから徐々にライトノベルを読む脳を育てていけば、長編物にも物怖じしないようになれるでしょう。 じゃあ、具体的にどんな本を読めばいいか、ですが、先日挙げた このライトノベルがすごい!大賞 を参考にしましょう。 涼宮ハルヒシリーズ  完結はしていないですし、巻数も若干多いですが、4巻あたりまで読むと面白さがわかって  くるかと思います。アニメでよくわかならかったストーリーも小説を読んでおけば、わかる  ようになるかと。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  著者は直木賞受賞者の桜庭一樹さんです。書いたのは受賞以前ですけど。これは一冊で完結  しているので、読みやすくておすすめです。思春期の少女の心情を描いた作品ではあります  が、ストーリーなどは読んでいて衝撃を受けます。ボクの中では一番のおすすめです。 文学少女シリーズ  最近シリーズが完結して、映画化も決定している作品です。毎回、文学小説を題材にして  ストーリーが展開していくので、文学小説好きの方におすすめです。巻数は少し多め。 とまぁ、個人的にはこんなとこをおすすめします。あとホラーが好きなら「Missing」とか「断章のグリム」なんか超おすすめです。猟奇的な内容を読みたいなら、いまは「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」も読んでおきたいところです。 後は、迷ったら表紙の絵を見て気に入った...

[短編] いきなり後ろから飛びかかるなんて…(ポッ)

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最近、うちに同居(同棲?)しているジョバンニさん(仮名)という方がいらっしゃるのですが、昨日突然困ったことをしてきまして、わたくし少々ドキドキしてしまいました。 ジョバンニさん、わたくしとはいつもは「お互い、あまり干渉せず」という暗黙の取り決めの元に生活をしています。お互いを尊重しあえるこの環境、とても素敵な時間を過ごせていると思いました。そう、あの時までは…。 …、いきなりなんです。いきなり後ろから飛びついてきたんです、ジョバンニさんが!わたくし、パソコンでニコニコ動画を見ていたので、全然気配に気がつきませんでした。でも、まさに第六感というのでしょうか?飛びかかられる寸前でさっと身を翻し、ジョバンニさんの熱いアタックをかわしたのでした。ジョバンニさんは勢い余ってパソコンのディスプレイに激突していましたけど…。 その後、ジョバンニさんはその場に居辛くなったのか、ふらっと立ち去ってしまい、まだ帰ってきていません。あんな行為に及んだ以上、あの方もすぐには帰って来られないでしょう。それにわたくしも少々無防備すぎました。 夏だからと解放的な気分だったのですが、ここはお互いの関係を冷静に考え直してみようと思います。 ↓ ジョバンニさんのスケッチ(ぼかし入り) 送信者 yutarine photos でも、わたくしもちょっと今回の件は頭にきました。いくら同居しているとはいえ、あんな行為をするなんて、ちょっとお仕置きが必要です!というわけで、ちょっとした罠を仕掛けて置きました。我ながらちょっとやりすぎかな?と思いますが、この際致し方ありません。この夏の同居生活にピリオドを打つかもしれませんが、それもさもありなんです。 それにしても、まさか薬局にジョバンニさん対策グッズがあんなに揃っているとは思いませんでした。みなさんもジョバンニさんの横暴にはお困りなんでしょうね。

[短篇] わたしはいらない子なの? - とある二人の物語-

 ねぇ、いつからわたし達はこんなにも違う運命を歩むことになっちゃったのかな?小さい頃からずっと一緒。幸せなとき、辛いとき、どんなときだって一緒に生きてきたのに、最後の最後でこんな別れをするなんて悲しいよ…。  でもね、わたし、初めから分かっていたんだ。わたし達は離れ離れにならなければならないことに。分かっていたのに、やっぱりその時が来るのは辛すぎるよ…。  わたしはね、ずっとあなたのことを守ってきた。たとえどんな辛いことがあっても、わたしが前に立ってあなたのことを守ってきたの。もう、身も心もボロボロだけど、あなたを守ることがわたしの役目。こればっかりは、どうしようもないんだよね。わたしの運命みたいなものだから。でも、あなたが幸せに育っているのが、本当にうれしかったんだよ?わたしが傷ついただけ、あなたは幸せになれる。  でも、最後のこの時、あなただけが幸せになってしまう…。そして、わたしは…、そうわたしは、いらないゴミのように捨てられてしまう…。なんで?ねぇ、なんであなただけが幸せになるの?ずっと守ってきたわたしが、なんでこんな風にされてしまうの?  こうなるのは分かっていたけど、やっぱり辛いよ。こんなにボロボロになるまで、あなたのことを想ってきたのに、結局は最後にわたしだけ捨てられる運命なんて…。  …ごめんなさい。これ以上、考えていると、大切に守ってきたあなたのことがどんどん憎くなってしまう…。黒い感情で心が埋め尽くされてしまう…。でも、こんな心まで酷くなったわたしなんて、捨てられて当然なのかもね…。そうだね、もう考えることは辞める。最後に、一番最後にあなたの姿を見て、そうして、さよなら、しましょう。 ばいばい。 主人公は「バナナの皮」です。「あなた」というのは「バナナの中身」。 バナナの皮の気持ちになって書いてみると、 うぅぅ、バナナの皮の運命が切なすぎる…(泣)。

小話 お題「みかん、カレンダー、埴輪」

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ブログに書くネタがないので、適当に思い浮かんだ三つの言葉を使って小話を書いてみました。あくまでもフィクションです…。 ------------------------------------------------------------------------- ある日、一つのみかんがカレンダーを見つめていました。 「うむ、今日はみかんの日か」とみかんがつぶやきます。 「腐ったみかんと呼ばれたこのオレだが、ついに歴史の表舞台に立つ日が来たようだな…」 そうです。このみかんは右上の部分が腐り始めているのです。みかん箱の中のみかんがひとつでも腐るとみんな腐ってしまう…、そんな理由でひとつだけ弾かれて捨てられる寸前のみかんだったのです。 そんな腐りかけのみかんですが、捨てられる前に自ら旅立つ決心をしたようです。 「ふっ、こんなオレを必要としてくれる人間なんぞいやしない(食べられる的な意味で)。ならば腐っていようがやれるだけやってやる!」 そんな台詞を残したかどうかはわかりませんが、腐りかけのみかんはいずこかへ旅立って行きました。 送信者 ゆたりんブログ そんな腐りかけのみかんを、他のみかん達が見つめています。これから旅立つかつての仲間のことを想っているのでしょうか? 「やっぱり腐ったヤツがいると、こっちまで腐っちゃうからせいせいしたよね〜」 「ほんと、せっかくイケメンの人間に食べてもらいたいのに、あんなヤツがいるとこっちまで迷惑しちゃうからね〜」 「まぁまぁ、君たち。彼のことをそんなに悪くいうのはやめたまえ。彼なりに考えて旅立っていったのだからその意志は尊重すべきだよ。そのおかげでぼくらまで腐らないで済むんだからさ(笑)」 なんということでしょう。他のみかん達のこの言い草。これでも同じ箱に入っていたみかんなのでしょうか。信じられません。と、そこに突然地震が…。 ぐらぐら、どしーん なんと、みかん箱の上の棚に置いてあった重さ数10kgの巨大な埴輪が地震の揺れで落ちてきて、みかん箱のみかんを全て潰してしまいました。あぁ、なんという地獄絵図…。 時は過ぎ、あの旅立っていった腐りかけのみかんですが、彼はどうなったのでしょうか?はい、彼は旅立った直後にカラスに捕まって「ガシガシ」と食べられたのでした。 めでたし、めでたし。

秋期限定…

先日、本屋さんにいったら米澤穂信さんの新刊が出てました。 「秋期限定栗きんとん事件 上」 小鳩君と小佐内さんの小市民シリーズです。簡単に説明すると、「青春推理小説」でしょうか。作者の米澤穂信さんはそういった学校を舞台とした推理小説を多く書かれています。米澤穂信さんの作品でおすすめは「さよなら妖精」です。文庫版も出てますので、気になる人は読んで見てください。読んで損はしないと思います。 で「秋期限定〜」は小市民シリーズとしては第三作目なのですが、前回ちょっと気になる終わり方をしていたので、読むのが楽しみです。 あれ?でも三作目のタイトルは当初 「秋期限定マロングラッセ事件」 の予定だったような記憶が…?仮タイトルだったんでしょうか?これまでは 1作目 春期限定いちごタルト事件 2作目 夏期限定トロピカルパフェ事件 と、タイトルに洋菓子の名前が付いていたのですが、今回は栗きんとん…和菓子ですか。 う〜む、「和」テイストでストーリーが進行していくとかでしょうか?なんか読む前なのに想像するだけで、栗きんとんを食べたような気分になりますね!(うそです…) というわけで、3月11日には下巻の方も発売されるそうです(って明日ですか!)。今週末にまとめて読みたいんですけど、ちょっと用事が立て込んでいるんでしばらくはお預けになりそうです…。 甘いお菓子を目の前にして、必死で我慢している気分ですね…。

ショートストーリー 「泉に落とした青春」

『あなたが泉に落としたのは 「好きな娘に好きだと言えた青春」 ですか? それとも 「死のうとしてちゃんと死ねた青春」 ですか?』 …、二番目です…。二番目の青春を落としました。ボクにはそれが必要なんです。いますぐに返してください。返してよ…。ねぇ、返してったら! 『あなたはとても正直者ですね♪ それでは、あなたにはこの両方の青春を返しましょう』 え?両方…? 『はい♪でも、青春は一つしか選べません。あなたはどちらの青春を選ぶんでしょうね♪』 ボクは、ボクは… 『それでは、自分が納得できるまで悩んでください。悩んで、悩んで、悩みぬいて選んだ青春を楽しんでくださいね。それでは、さようなら♪』 …、いまさら選べなんて言われても、もうどうにもできない…。もう嫌だ、ボクはやっぱり「こっち」の青春を選ぶ。あのときできなかった、「こっち」の青春を。

小説 「鳥になりたい」

----------------------------------------------------------- 以下の文章には一部猟奇的な表現が含まれます。そのような表現を受け付けない方はここから先を読まないことをおすすめします。また、以下の文章はフィクションです。 ----------------------------------------------------------- 鳥になりたい…。 どうすれば、あの鳥のように空を飛べるようになるんだろう…。 鳥になれれば、空も飛べるのに…。こんな現実からも逃げ出せられるのに…。 ダメだ…。ニンゲンは飛べるようにはできていない。地べたを這いつくばって、重力という鎖に押さえつけられながら、苦痛とともに生きていくしかない…。 なぜ私はニンゲンなんかに生まれてしまったのだろう? もしどんな生き物に生まれるか選べるのなら、ニンゲンなんかは絶対に選ばないのに…。 「どうすればいいのかなぁ?」 私は悩んでいた。鳥のように空を飛ぶにはどうしたらいいのかを。 飛行機に乗れば簡単に飛べることくらいは分かる。でも、それじゃダメだ。そんな風に他を頼って空を飛んでも、どこにも行けない。自分の力で、そう自分自身の力だけで空を飛びたい。自分の望むままに自由にどこへも、どこまでも飛んで行きたい。 そう、私は毎日、そんな感じに空を飛ぶことを想い描いていた。 でも無理だ…。ニンゲンは飛ぶようにはできていない。 そんなことを唯一の友人、いつもこんなことを考えている私のことを心配してくれる「ゆき」は 「空なんか飛べなくても、私たちは自由になんでもできるよ。もっと自分の周りにはいろんなことがあるんだから、飛んでどこかに行きたいとかいわないで」 と言われた。彼女が心配してくれるのは分かる。でも、私はもうこんな希望も見出せない現実の世界で生きてなどいたくない…。 ある日、学校で飼育しているニワトリが3羽みんな死んでいるのが見つかって、学校中が大騒ぎになった。死んでいるニワトリの状態が異様だったため、マスコミも取材に来ていてちょっとしたニュースになった。 ニワトリは全身から血が抜かれた状態で死んでいた…。 犯人は…、殺ったのは私だ。 早朝、まだ日が上らない内に校舎に忍び込み、飼育小屋にいるニワトリを全部殺った。ポケットに入れてきたカッターで首を切って殺...

小説「カッターと私」

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ちきちきちき、と手に持ったカッターの刃をスライドさせて伸ばしていく。 これで楽になれる、そう思い右手に持ったカッターの刃を左手の手首に押し当てる。 右手に思い切り力を込める。 「ふぅ…」 いったん力を抜いて、カッターの刃を離す。左手の手首には強く押し当てていたカッターの刃の跡が赤く残っている。ただ押し当てていただけなので、まだ切れてはいない。 そう、死ぬためには中途半端に切ってはいけない。手首深くにある動脈を切らなければ、死ぬことはできない。 もう、この世界に未練などない。どこにも自分の居場所がみつからない。誰も自分のことなど気にしてはいない。なんの価値もない自分など存在していなくても、社会は何事もなく動いていく。そう、無意味な生にしがみつくより、ここで全て断ち切ろう。 再び、手首にカッターの刃を当てる。今度は、刃を手首に水平ではなく斜めにして刃の角が手首に突き刺さるようにする。少しずつ力を込める。 「ぷつっ」と刃が手首に侵入して皮膚が裂ける。鋭い痛みが、全身に寒気を誘う。そして、その寒気が一瞬のうちに熱気となり精神が昂る。刃がわずかに刺さった状態。流れ出した血が手首に一筋の線を描く。 そう、後は力の限り刃を手首に突き立てればいい。激しい痛みの後に、大量の血が体から抜ける脱力感、意識が薄れ、そして死に至る。 これで、終わり。 「ざく」…、「ざく」…、「ざく」 刃を思い切り突き立てる。何度も何度も…。 「ぱきっ」とカッターの刃が根元から折れて、折れた刃が頬をかすめる。手で頬を拭うと思ったより多くの血がべったりと手の平についていた。 そして床には、無造作に引き裂かれた雑誌の切れ端が大量に散らばっていた…。 そう、たったひと突きすれば、この世界との繋がりを絶てたはずなのに、それができなかった。なぜできなかったのかはわからない。死を伴う痛みに恐怖したからだろうか?それともまだこんな世界にしがみつきたいのだろうか? 「ぽた…ぽた…」 涙が床に落ちる…。そこに頬からの血が混じって、床を赤く汚していく。死ねなかった自分。こんな世界で生きていかなければならない絶望。 生きることもできない。そして死ぬこともできない。これから先、自分はどうしていけばいいのだろうか…。刃が折れたカッターの柄を見つめながら、ただ泣くことしかできなかった。

読書日記 ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」

原題 LORD OF THE FLIES 著者 William Golding 訳 平井正穂 新潮文庫 今回読んだのは久々に海外モノの小説です。たまたま書店で手に取ったんですけど、あらすじを読むとなかなか面白そうだったので、買ってみました。 舞台は南太平洋の孤島。そこにイギリスの少年たちが乗った飛行機が墜落?した後あたりから物語が始まります。時代設定は第3次世界大戦中みたいな感じ(あまり明確ではない)。 で、誰もいない孤島で、少年たちが力を合わせて生きていくという心温まる友情物語…、と思いきや、まぁドロドロした展開ですこと。 この小説では、人間の心の闇の部分に焦点を当てています。登場人物は少年であどけないかなぁ?って部分もあるんですけど、物語の中盤くらいからどんどん暗くなっていきます。 ある意味、子供って残酷ですしね…。 人間、見えない恐怖にさらされると、いろいろと妄想じみた考えに染まっていく様子がわかります。少年たちがとる行動は、やっぱり子供っぽいんですけど、そこがまた物語を混沌とさせていくことに繋がっていくというあたりはなかなか面白いですね。 極限状態に置かれた人間がどんなことを考えるか、といったことに興味があれば読んでみて損はないかと思います。まぁ、現代社会もちっとも未来が見えないあたりは状況としては似ているのかも知れませんね。いつ人が狂気にとり憑かれてもおかしくないような…。 作者 ウィリアム・ゴールディングはこの作品でデビューしたらしいです(1954年)。なんでも教師をしながら小説を買いていたとか。それから1983年にノーベル文学賞受賞したそうです。結構有名な作家さんなんですね。知らなかった…。

久々の秋葉原…

さて、秋葉原の歩行者天国が荒れているということなので、現状を把握に行ってきました。 いやぁ〜、やっぱりいろいろあった影響でお巡りさんが多いですね。 それにしても、アニメ、漫画、同人誌、それにメイドさんとかいろんなコスプレとか…。 「やっぱり"萌え"の原点は秋葉原ですね〜」 と、通り過ぎるメイドさんを見ながら 「萌え〜?げふぉ!!!」 うぅぅ、ミゾオチに鋭い痛みが…。痛たた…。 なんでしょうか?身をよじりながら前を見てみると、女の子が尻もちをついて転んでいるではありませんか。 どうやら、この女の子とぶつかってしまったようです。 「すみません。大丈夫ですか?」 と女の子に声をかけてみます。メイドさんを横目に見ながら余所見をしていたので、ちゃんと謝らないと。 「メガネ、メガネ…」 女の子が持っていたと思わしきチラシと、メガネを拾って 「はい。どうぞ」 と渡します。 「ありがとうございます。すみません、チラシ見ながら歩いていて前を見ないでいたんでぶつかっちゃいました」 どうやら、この女の子も余所見をしていたんで、お互い結構な勢いでぶつかっちゃったみたいです。でも、女の子にも幸い怪我とかないようです。 ちょっとグレー系のスカートに白いシャツ。それからブラウン系のカーディガンといった、高校生くらいの女の子でした。 「すみません。このチラシに出ているお店を探していたんですけど、さっぱり分からなくて…。私、秋葉原って初めてでこんなに人が多いとは思いませんでした」 「う〜ん、そうだよねぇ。特に日曜日は人が多いねぇ。それに、そのチラシのお店って結構奥まったところにあるから、秋葉原が初めてだとちょっと行きづらいかな?」 「あぁ〜、やっぱり…。もう2時間もグルグル回ってたのに全然たどり着けなくて、もうヘトヘト…」 ふらふら〜、と女の子がよろめいたので、 「さすがに2時間も歩きっ放しだと疲れたでしょ?すぐそこに喫茶店があるから少し休んだ方がいいよ」 「はい。そうですね。それじゃ行きましょうか?」 ん?これは一緒に喫茶店に行こうかってことなのか?うひゃぁ、女の子に誘われたことなんてほとんど経験がないからどうしたらいいのやら?おろおろ…。 と、一人で脳内でおろおろしていると、女の子はふらふらしながら喫茶店の方へ歩いている。さすがにあの状態で放っておく訳にもいかないので(さっき...

たまには小説…(ちょいグロ)

*注意* 初めに言っときますけど、フィクションですから〜 グロい話が苦手な人は読まないよに〜 *注意* あれは、幼稚園で外で遊ぶ時間の時…。 小さい頃、なんでセミがあんな大きな鳴き声なのか知りたくて、捕まえてみたことがある。そして、幼稚園の先生に内緒で持ち出したハサミでセミのお腹を   チョキチョキ と開いてみた。セミを捕まえたときはあんなにウルサク泣いていたのに、お腹を開いたらその鳴き声がぴたりと止んだ。そして、セミのお腹に目を近づけてよく見てみると、中にキラキラした小さな粒が見えた。なんだろう?と思い、ハサミでセミをアジの開きのように開いてみる。   キラキラキラキラ 砂粒くらいでとても小さかった。でも、すごく綺麗なモノがそこにはあった。そして、この光るキラキラがもっと欲しくなったので、次々にセミを捕まえてハサミで   チョキチョキ 開けていった。あの時は、8つくらいキラキラを集めたんだろうか?あんまり夢中になっていたら、いつの間にか先生に見つかってしまった。すぐに怒られるかと思ったけど、先生は口に手を当てて少し震えていた。その時、私はちょうどハサミで開いたセミを手に持っているときだった。そして、足元には私によって開かれたセミの死骸がいくつも転がっていた。 あの時は、夕方まで先生達の部屋に閉じ込められて、お母さんが迎えに着た頃にはすっかり暗くなっていた。先生たちもお母さんもすごく怒っていた。家に帰ってからもお母さん、お父さんに夜遅くまで怒られた。 やっぱり、ハサミを持ち出したのがいけなかったのかな? でも、セミの中から集めたキラキラは内緒で持ち出すのに成功した。私はそれを、いつも宝物を入れてあるブリキの缶に大事に仕舞った。 次の日から私は、セミ以外にもこのキラキラを持っている生き物がいないか調べることに夢中になった。お父さんの道具箱からこっそりカッターナイフを持ち出して…。カエル、ミミズ、トンボ、アメンボ、バッタ…、どの生き物からもお腹の中にキラキラがあった。そして大きな生き物ほどそのキラキラが大きかった。でも、死んで干からびた生き物にはキラキラが入っていなかった。 それから、お母さんが夕食の準備で魚をさばくところをよく見てみたが、そこにもキラキラはなかった。どうやら、死んだ生き物にはキラキラが入っていないみたいだ。 ある日、近所でみんなからエサをもらっていた猫...

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