[科学] 大人になると、怖い体験が忘れにくくなる?

なんて論文が、雑誌「Science」に投稿されていました。
Science 「Perineuronal Nets Protect Fear Memories from Erasure」

SCIENTIFIC AMERICANの60-Second Scienceというコーナーでも、
「Freeing The Mind to Forget」
として紹介されています。

あくまでもラットを使った実験なんですけど、大人になると感情(苦痛?)を司る脳の細胞が、ある分子ネット(?)で囲まれて、感情を忘れにくくなっているそうな。逆に若いラットでは、そのようなネットが少ないので、そういった感情は忘れやすいとのこと。

おまけに、その分子を取り除くような処理をすると、若いラットと同様に忘れやすくなったそうな。

記事を読んだだけだと、この感情というのがトラウマ的なものなのか、日常のささいなイラつきなのかはわかりませんでしたけど、ひょっとしたら大人が些細なことでイライラするのはこれが原因じゃないかなと思ってみたりするわけです。

この研究が進めば、忘れたい記憶を消したり、イライラを解消することができるようになったりできるのでしょうか?

ちなみにうちの環境ではアブストラクトしか読めないので、論文全体は見ていないです。

なんか、忘れたい記憶がたくさんあるので、自分の生きているうちにこの研究が進展してくれることを望みます~。というか、忘れたくても忘れられないのは、記事にもあるように大人になったからなのかなぁ?マウスとヒトの脳の違いってのもあるから、一概にそうは言えないですけどね。

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

catコマンドの出力を行番号付きにするためのコマンドラインオプション(-n, -b)

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)