wmctrlコマンド - ウィンドウタイトルの変更操作について

wmctrl は、コマンドラインからデスクトップやウィンドウ情報の取得や操作を行うソフトです。対応するウィンドウマネージャでの動作となりますが、一般的なLinuxデスクトップ環境でなら機能すると思います。
Ubuntuには標準ではインストールされていないようですが、以下のコマンドでインストールすることができます。

$ sudo apt install wmctrl

以下、wmctrlを使ってウィンドウタイトルの変更をやってみます。

まず端末ソフトにbyobu(http://byobu.org/)というのがあります(正確には端末ソフトではなく、端末内で動作する環境)。Ubuntuでインストールした場合、起動したときはgnome-terminal内でbyobuが動作しています。
byobuを起動すると分かりますが、ウィンドウタイトルに

ユーザー名@ホスト名(IPアドレス) - byobu
が表示されます。普通に使っている分には特に問題ないのですが、スクリーンショットを撮ってWebにアップするときはこの情報が写っているとマズいということもありそうです。

"byobu window"
図1: byobuウィンドウ(ホスト名とIPアドレス部分に修正を加えてます)
上の図のようにその都度画像編集ソフトで修正すればいいのですがそれも面倒です。
そこでwmctrlを使用して、byobuウィンドウのタイトルを変更してみます。

操作している端末のタイトルを変更する

byobuを開いている端末で以下のコマンドを実行すると、ウィンドウタイトルが変更できます。
"set title name"内を適宜変更して下さい。

$ wmctrl -r :ACTIVE: -N "set title name"
タイトルを"title : byobu"にする場合は以下の通り。
(コマンドオプションなど細かい使い方はmanページなど読んで下さい)

$ wmctrl -r :ACTIVE: -N "title : byobu"
"after title change"
図2: タイトル変更後
また日本語のタイトルを付けることも出来ます。

"Japanese title"
図3: 日本語タイトル
スクリーンショットを撮って後から修正してもいいのですが、このように始めからタイトル自体を変更してしまえば後から修正する手間を減らすことが出来ます。コマンドを打つ手間も減らすなら分かりやすい名前でエイリアスを作っておけばいいでしょう。

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