Linuxのターミナル環境でお手軽にメモ取る方法

注意文
以下の方法はechoコマンドですでにあるファイルに上書きしてしまうと、そのファイルの内容が全て失われる危険性があります。参考にする場合は十分注意して自己責任で行なってください。


Linuxでターミナルでコマンド操作をするときに、どういった作業をしたのかとかメモを取りたくなることもありますよね。
デスクトップ環境ならGUIでメモ帳ソフト(gedit、Tomboy, Emacs, Vimなどなど)でも使って書き記しておくのが一般的でしょう。またGUIではなくそのままターミナルで各種エディタソフト(nano, Emacs, Vimなどなど)を立ち上げて書き記してもいいですね。

ただいちいちメモ帳を立ち上げるのもめんどくさい。ターミナルでも画面がエディタで占領されるのもなんとも…。
(screenってソフトでターミナル内で仮想端末をいくつか使えばなんとでもなるけど…)

そんな場合に、 「echo」コマンドとシェルの「リダイレクト」機能を合わせればお手軽にメモを取ることが出来ます。

例えば、コマンドライン操作でファイルを/usr/lib/hogehogeにコピーしたことをメモしておきたい場合は
  $ echo "このファイルを次に移動しますた /usr/lib/hogehoge" > memo.txt
とすれば memo.txt ファイルに「このファイルを次に移動しますた /usr/lib/hogehoge」と記録されます。
(ここで文字列をダブルクオート「"」で囲ってますが、別に囲わなくてよかったりシングルクォートを使ったりするのですが、そのへんはechoコマンドやシェルの仕様を参照してください)

さらに続けて記録したい場合には
  $ echo "hogehoge" >> memo.txt
と「>>」でリダイレクトすると、memo.txtに追記されます。
ファイルの中身は
このファイルを次に移動しますた /usr/lib/hogehoge
hogehoge
となります。

ここで間違えて「>」でリダイレクトするとmemo.txtは前の内容が全て消えて上書きされ
hogehoge
しか残りません。
おそらく凡ミスでもするとこうなるので、ちゃんとしたメモとして残すにはエディタを立ち上げた方がいいでしょう。また上書きせず、memo01.txt、memo.02.txtというように上書きしないようにメモファイルをその都度作っていく方法もあるかと思います。

それでもエディタも立ち上げずにターミナルからそのままメモが出来るので、一時的なメモを取りたい場合には役に立つと思います。
φ(..)

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