gnuplotの雑談小ネタ その1

gnuplotの雑談小ネタ

gnuplotの解説記事を書いてましたが、そろそろ基本的なことは大抵書いたつもりです。まだ極座標プロットなど触れていないようなこともありますが、個人的にあまり使わない機能は自分でもよく分かっていないので、それらについてはちゃんと調べてから記事にしようかと思います。

で、今回この記事の話としては、これまで書いてきたこと、これから書いていくだろうことについて雑談的に触れていこうかと思います。あまり役に立つような内容でもないですが、読んでもらえると幸いです。

dgrid3dについて

gnuplotの3次元プロットsplotでは、格子状のプロットを作る際はデータファイルをそれ用に作っておく必要があります。単にデータだけ3列用意してもそのままプロットすると、格子状ではなく1本の線で結ばれるだけになります。
で、dgrid3dという機能を使うと、それ用に作っていないデータファイルでもそのへんを補完計算して格子状プロットを作ることが出来ます。ただこの機能、使う分には手軽に使える反面、出来上がったプロットが何を表しているのかを読み取るのが難しい。元のデータにはない部分を補完して計算する都合上、作るプロットに正確性が必要ならどういった計算で補完しているのかを知っておく必要があります。
(あまり正確でなくともよい場合は、ある程度概略だけ押さえておけばいいと思いますが)
dgrid3d自体、いくつかの補完計算が用意されていて、与えるパラメーターでどれを使うかを決めます。なので、この機能を記事にするとしたら、そのへんの解説を押さえてからになるでしょう。いつになるかわからないですが😊

linespointsで線と点で別々の色は使えるのか?

pointsの色指定もlinecolor (lc) で指定するんですよね。そうするとプロットスタイルがlinespointsの場合、例えば lc "red" とすると線と点の両方が赤色になる。じゃあ点だけ青色にするにはどうすれば?という問題があります。一応、解決方法としては、linesプロットとそれと同じデータファイルでpointsプロットをしてそれぞれ別々の色指定をすればいいです。では1回の手順で済ませる方法はあるのでしょうか?

PDFプロットでは1つのファイルにいくつもグラフを追加していける

set terminalでPDFを指定してプロットすると、1つのPDFファイルに1ページずつグラフが追加されていきます。これはこれでなかなかおもしろいんですが、個人的に特に使うようなことがないので記事にしようか保留中。自動処理でプロットして、それをメールか何かで添付ファイルとして送るようなシステムだと便利といえば便利そう。

画像ファイルをプロットに含める

写真とかイラストをグラフの中に貼り付けてプロットするってことが出来ます。自分でも何回かやってみたことはあるんですが、そのような使い方をまったくしないのでまとめてもおらず現在放置中。

円弧が描けない?

三角形の内角を示すような円弧を描けたらいいなぁと思って調べてみてましたが、どうもどれもうまくいかない。オブジェクト描画でcircleを使えば良さそうかと思いましたが、これで角度を指定して円弧を描こうとすると、ピザのピースみたいに描かれます。円弧だけでなく半径部分の線も一緒に描画される。あと背景もそのピースの領域が塗り潰される模様。これでは使いにくい。
現状としてはSVGファイルなどで書き出して、他のソフトと合わせて不足分を描き足していくのが手っ取り早いでしょう。後から修正が必要になったときめんどうなんで、一度で済ませられるなら済ませたいんですけどね。


gnuplot関連のブログ記事






コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

catコマンドの出力を行番号付きにするためのコマンドラインオプション(-n, -b)

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)