[ちょっと実験] 温度計を気温差がある場所へ持ち出した時に安定するまでの時間
屋外の温度を測りたいので
6月も後半で梅雨の時期らしく雨に日が多くなってきた感じ。家庭菜園でちょっとばかり野菜を育てている関係上、外の温度がどれくらいなのか気になるところ。あまり気温が上がらない日が続くと生育が遅れがちになってしまいます。まぁだからといってもこればかりは自然相手なので、対処するのも手段は限られるわけですが。
さて、屋外の気温を調べる場合は気象庁のアメダスのデータで大体は把握出来るのですが、ここの場所は観測点からはちょっと離れているので一応どれくらい差があるものか確認しておきたいです。温度を測るとき、正確性を持たせるなら地上からの高さや日差しを遮るなどいろいろ条件を整える必要があるのですが、簡単に温度計を外に吊るしておくだけにしておきます。
とまぁアメダス観測点との違いを調べるかのように書いてますが、今回のブログで主に調べるのは後述するように温度計が示す温度の安定するまでの時間についてになります。
温度計が安定するまでの時間
さて、温度計を外に吊るしておくだけならすぐに出来るわけですが、外に吊るしたからといっても即座にそこの温度を示すわけではありません。温度計がそこの温度を示すまでにはある程度の時間を要するはず。室温30℃に置いていた温度計を、外気温0℃の外に吊るしてもすぐに0℃になるわけではないですから。このへんは温度計測定部の応答速度や、温度計外装(プラスチック部分など)がそこの温度と熱平衡になるまで待つ必要があったりとか関係してきます。なので、外に吊るした温度計が一体どれくらいの時間でそこの温度を示すようになるのか確認してみることにします。(おそらく時間は一定ではなく、温度差や風のあるなし、日光などに影響されるでしょう)
用いる温度計と測定方法
温度計 |
測定結果
測定といってもそう大したものでもないですが、一応結果としては以下のグラフのようになりました。温度(℃)、湿度(%)と経過時間の関係 |
とりあえず簡単に測定した限りでは15分、余裕をみれば20分くらい置いておけば安定した温度を示すようになるようです。このへんは状況によるでしょうけど、まぁそう大した違いもないかな?とも思います。
外の温度に関しては、この時間帯の最寄りのアメダス観測点の気温とだいたい一致してました。もう何回か条件を変えて測ってみて、どれくらい差があるものかも見ておきたいところです。
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