動画変換ツール ffmpeg で音声ファイルを取り出す

動画ファイルの変換についてメモ 音声ファイルを取り出す編

PC上で動画を見るだけなら、別に変換作業とかする必要はないが、例えば携帯電話でみたいとかiPodやポータブルゲームなど携帯型再生機で見たいなんて場合には、動画の形式を変換する必要がある。
また、動画を再生できないガジェットでも、例えば動画から音声だけを取り出して入れてやれば、画像が見れなくても、ちょっとした出先で音声を聴くこともできる。

ということで、動画ファイルをいろいろと変換できるツールについて調べてみたところ、自分の環境では ffmpeg がよさげだったので、それについてメモをまとめてみる。

今回は、動画ファイルから音声ファイルを取り出すことろまで。

とりあえず、今の環境がUbuntu 8.10 (Linux)なので、それをベースに話を進める。
今回取り上げるffmpegというプログラムはWindows上でも動作するということだが、最近Windowsを触ってないのでWindowsでの作業については省略…。

また、ffmpegというプログラムはコマンドラインで動作するので、コマンドラインを触ったことのない人にはちょっと馴染みにくい。マウスでいろいろ操作するんじゃなくて、いろいろコマンドラインでオプションを指定する必要があるのでいろいろと面倒…。
Windowsにはffmpegのフロントエンドプログラムとかがいろいろ出ているらしいので、そっちを使った方が楽かな?

ffmpegのプロジェクトのWebページはこちら
http://ffmpeg.org/index.html

いかんせん、コマンドラインで動作するプログラムというのは、どんなオプションがあるのか把握しておかないと使いこなせない。ffmpegには多種多様なオプションがあるのだけれども、動画を自分の求める形式に変換するだけなら別に全部把握する必要はない。とりあえず、必要なオプションだけを把握しておけばOK。より高度な使い方をしたい場合に、他のオプションとか覚えていけばいい。


ffmpegのインストールの仕方とか紹介するのが面倒なので省略…


基本的な使い方
とりあえず、コマンドラインから
$ man ffmpeg
と入力してでffmpegのマニュアルを確認してみる。

$ ffmpeg 入力ファイル用オプション -i 入力ファイル 出力ファイルオプション 出力ファイル

てな感じ。とりあえず、入力ファイルは -i オプションで指定する。

では、動画ファイルから音声ファイルを取り出す方法について
・入力ファイル → input.flv
・出力ファイル → output.mp3
という前提で始めていく。ちなみに出力ファイルはmp3を想定しているが、動画ファイルによっては別の形式の音楽ファイル形式で組み込まれている可能性があるので、その場合は適当に拡張子を変更する。

$ ffmepg -i input.flv -acodec copy output.mp3

でOK。-acodec copy は動画から音声ファイルをそのまま取り出すオプション。オプションを copy ではなく別の形式にすれば、ここで音声ファイルの形式を変換できる…かもしれない。面倒なので試してはいない。

取り出した音声ファイルが自分の望んだ形式でないなら、また変換作業が必要になるが、それについても面倒なので省略…。

とりあえず、今回はここまで。


補足
変換して取り出した音声ファイルを手持ちの携帯型音楽プレーヤーで再生してみたのだが、どうもノイズが入り込んでしまうファイルが多少ある。PC上で聴く分にはそんなノイズは入っていないのに…。おそらくは携帯型音楽プレーヤーの特性かと思われる。ビットレートを変更するなりすれば大丈夫かな?

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