国立科学博物館 特別展「元素のふしぎ」

東京、上野の国立科学博物館で特別展「元素のふしぎ」というのが開催されているので行ってきました。



 入り口はこんな感じ。周期表がお出迎えしてくれます。確かCaまでは空で言えるように覚えてるんですけど、そっから後は記憶が曖昧ですねぇ。

 会場に入って進んでいくと、地球や月がどんな元素で出来ているのか、とか人間もまたどんな元素で出来ているのかって展示がでてきます。月は地球と違ってコアがない?から鉄(Fe)の比率が低いとか。この辺をじっくり読んでもいいんですけど、メインの展示はこの先にあるのでサクサク行きましょう。

その後は確か元素発見の歴史みたいなのが展示されてましたね。昔の周期表とか展示されてました。それから幻の元素、ニッポニウムについてとか。

で、こっから先がメインの展示になってきます。

周期表の順番で各元素の単体(実物!)とどんなモノに含まれているのかって展示がずら〜って続きます。まぁ一言で言って圧巻ですね。でも一個ずつじっくり見ても元素は100個以上あるんで到底覚えきれませ〜ん。泣き言を言っててもしょうがないので展示を見て行きましょう。

で、会場の上を見るとさっそくHeがお出迎えしてくれます。
 
 まぁHeですからねぇ。軽いんで浮いちゃってます。

先に進んでいくと、アルミニウムとかあります。1円玉の原料ですね。単体とか滅多に見れない!とか思ったんですけど、1円玉って100%アルミニウムらしいですね…、はい…。それから、単体で折り鶴とか織ってあってすごい!とか思いましたけど、これってアルミホイルで作ったんでしょうかね…。

 さて、気を取り直して続きを見て行きましょう。
 これ、なんだと思いますか?大物の展示で、これが「超高純度Si単結晶」ですって!その純度が99.999999999%!!!イレブン・ナインっていうらしいです。こんなの滅多に見れないですからねぇ。これはテンションが上がります。

展示を進んでいくと、ジルコニウム単体とかあります。ふむふむ。

そういえば、元素体重計とかいうのもありましたね。体重計に乗ると、自分を構成する元素が何kg含まれてるか計算してくれるヤツです。自分も乗ってみましたけど、酸素(O)が多かったですね。水分(H2O)が多いからでしょうかね?

それから、金属に実際に触れるコーナーもありました。アルミニウム、銅、銀、金だったかな?下の写真は金の延べ棒を持ってるとこ。すっごく重かったです。こんなでっかい金に触れる機会なんて滅多にないですからね。貴重な経験でした。


で、展示の最後の方、ウラン(U)です。これ、ウランガラス。紫外線ランプで照らすとこんな風に光るとのこと。ウランと言えば核燃料の元ですからねぇ。それを見れるとは…、ふむふむ。


こっから先の元素は確か人工元素だったかな?加速器とかで作るヤツ。さすがにこれは実物を展示するってわけにはいかない(そんな量は作れない)んで、展示はパネルだけでした。



こうして周期表の順番でそれぞれの元素を見てきましたけど、元素ってだいたい化合物で存在するんで単体とか滅多に見ることが出来ないんですよね。それを見れるだけでも価値があると思います。

 正直なところを言うと、最近はヒッグス粒子とかダークマターとかがホットトピックスなんで、「元素」の展示ってちょっと古臭いイメージがあったんですよ。でも、実際に見てみると、やっぱり基本は大切だなって思いました。結局、世の中のほとんどのモノは元素から出来ているんですからね(ダークマターとかはよくわかんない)。


 さて、この「元素のふしぎ」展も10月8日までですので、まだ見てない人は足を運んでみてはいかがでしょうか。写真には載せてないですけど、どの元素がどんな製品に使われているかとかいうのも展示されてますので、身近な製品がこんな元素から出来てたなんて!っていう発見があるかも知れません。

それでは。

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