Ubuntuで使える各種タスクバー(ドックマネージャー)のまとめ

Ubuntuには標準ではUnityがデスクトップ環境になっていて、画面左側のランチャーから各種アプリを起動したり、起動しているアプリの確認が出来ます。
Fig.1 Unity環境

通常ならこのランチャーで要は足りるのですが、個人的には使い難く思ってました。
使い難くい点としては
  • 起動しているアプリとそうでないアプリの区別がし難い
  • 登録しているアプリが多くなるほど、起動してるアプリを見つけるのが難しくなる
  • ランチャーを自動的に隠す設定にしているので、アプリの確認にワンテンポ余計に要する
といったあたり。
またUnity環境だと画面最上部のタスクバーはアプリのメニューバーとして使用されています。Unityが採用以前ではそこには起動アプリ一覧も表示されていて、その使い勝手に戻したいと思っていました。
このへんはUnity以外のデスクトップ環境にすれば解決するわけですが、いくつかの環境を試した結果、Unity環境はそれなりに使いやすいためここで解決方法を探ることにしました。

Unity環境が採用されたのはUbuntu11.04で2011年からなので、数年に渡りいろいろ探し試してきました。

Ubuntuで使えるタスクバー提供アプリをいくつか挙げます。
(※Awnは現在ではUbutnuのリポジトリにはないようです )

Fig.2 Docky

まずCairo-Dockに非常に高機能でカスタマイズ性もかなりあります。ただ以前使用した感じとしては若干動作が不安定でした。
DockyとPlankは兄弟のような感じです。それはPlankがDockyをベースに作られているためです。 印象としてはPlankはDockyの機能を軽量化した感じでしょうか。
Awnは試したのが数年前ですが、Dockyと同じような感じでした。
tint2は上記のものと比べると地味な印象がありますが、Unity以前のタスクバーの使い勝手に一番近いものになっています。

tint2以外はアプリを示すのがFig.2のDockyのようにアイコンベースになっているのに対して、tint2はアイコンとタイトルテキストを合わせて表示させることができます(設定でアイコンのみにも出来る模様)。しかし非常に細かくカスタマイズ出来るために、自分に合うように設定するのに手間がかかります。

Fig.3 tint2
 こうしていくつか試してきて、自分にはどんな機能を重視するか考えてみました。
  • 起動しているアプリの判別、選択のしやすさ
  • 全ての起動アプリではなく、ワークスペース毎の起動アプリの表示が出来る
  • autohide機能、もしくは見た目にジャマにならない
結論から言うと、tint2が自分には一番合っていると感じました。ただ最近、起動しているアプリがタスクバーに出てこなかったりするのが若干悩みのタネです(Alt+Tabで選択すれば表示されるようになるが)。

tint2に関しては自分用にカスタマイズしようとするとかなり設定に手間が必要なので、 時間があったらそのへんをまとめてブログにしたいと思います。

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