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11月, 2016の投稿を表示しています

[追記あり] Emacsでmozc.elで日本語入力するときに変換候補表示がおかしくなる件(tabbar-modeを使っている場合)

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目次 1. とりあえず確認した内容 1.1. 表示のされ方 1.2. 環境 2. まだ確認していない内容 1 とりあえず確認した内容 tabbar-modeを有効にしている状態で、mozc.elにより日本語入力しようとすると変換候補が崩れたように表示されてしまう。 GUI、CUIともに表示が崩れる模様。 出来るだけ素の状態のEmacsでmozc.elとtabbar.elを読み込んで有効にしても表示が崩れたので、その他のパッケージの影響ではないと思われる。 1.1 表示のされ方 通常では以下のような表示になっている。 tabbarを有効にしていると以下のような表示になってしまう。 1.2 環境 Ubuntu 16.04.1 (64 bit) Emacs 24.5+1-6ubuntu1 emacs-mozc 2.17.2116.102+gitfd0f5b34+dfsg-1ubuntu1.1 tabbar-20160524.1401 2 まだ確認していない内容 mozc.elの変換候補表示の設定をoverlay以外にすれば回避出来るかどうか。 tabbar以外のtab表示を使った場合にも同じ現象が起きるかどうか。 追記 : 2016年11月28日 19時52分 mozc-popupパッケージを用いて変換候補表示をoverlayからpopupに変更したところ、tabbar-modeでも崩れずに表示されました。もう少し調べて、また何か分かったら追記していきます。

MComixでマンガを読む方法まとめ(Linux)

目次 1. 初めに 2. MComixについて 3. インストール方法 3.1. PDFファイルを閲覧するための準備 4. 実際にマンガなどを読んでみよう まず断っておくと、「マンガを読もう」と言ってもKindleなど電子書籍ストアのマンガを読む話ではなくて、書庫ファイルを開くためのソフトの話になります。 Kindleの本を読みたい場合は、Wineでインストールする方法やKindle Cloud Readerあたりでも調べるといいかも知れません。 1 初めに 話の始まりとして次のような記事が出ていました。 Mcomix Is An Ace Desktop Comic Book Reader for Ubuntu - OMG! Ubuntu! この記事はMComixというソフトの紹介になっています。 このソフトは Comix というソフトからフォークされたものです。Comixに関しては2009年にリリースされたバージョン4.0.4で開発が止まっています。一応、UbuntuではComixをインストールすることは出来ますが、MComixではバグフィックスや安定性の向上がされているそうなのでこちらを使った方がいいかと思います。 MComix download | SourceForge.net 2 MComixについて このソフトで扱えるファイル形式はCBR、CBZ、CB7、CBT、LHA、ZIP、PDFだそうです。 CBR、CBZ、CB7、CBTについては現在はこういった形式の配布方法はあまり聞きませんね。昔からそれほど聞いていたわけでもないですが。 例えば自炊(自分で買った本を裁断、スキャンして電子化する)したファイルを読む場合や、PDFで配布されている本や資料を読むのに便利かと思います。またこのようなソフトは単なるPDFビューアとは違い、マンガ用に見開き表示がしやすくなっているという利点があります。その他にライブラリ管理や以前読んでいた場所の続きから読むということも出来ます(ソフトによって機能は違いますが)。 3 インストール方法 さて実際にUbuntu16.04.1でMComixをインストールするとバージョン1.00のものが入ります。 ソフトウェアセンターには出て

ソフトに機能追加しようとしてドツボにはまるお話

このブログでもよく書くんですけどEmacsにパッケージ追加して機能を追加ってのをたまにやってます。あとFirefoxでアドオン追加もよくやります。 こうやってソフトに機能追加すると結構便利になったりして役に立つんですよね。 ただ、EmacsもFirefoxもその機能追加の自由度がすごく高いんですよね…。これはソフトを使う上で利点なんですけど、それを試したりして自分にあったモノを見つけるのが結構大変。 「アレもよさそう。コレもよさそう」って一度に3つも4つも複数の機能追加すると、なに入れたのか忘れちゃうときもあります。結局数日使ってみて必要無かったから機能削除したりとか繰り返して、役に立つのが残っていくという感じ。 で、初めのうちは結構役に立つのが見つかりやすいんですけど、ある程度機能追加で環境が整ってくるとさらに機能追加しようとしてもそれほど目新しいモノが無くなってきます。地味に便利になるのをちょこちょこ追加していく形になります。そしてもっと便利なのを探そうとすると非常に設定や操作が複雑なものになってきます。そういうのは使い方を覚えるだけで一苦労します。 それで、そういった機能追加ばかりをして便利になったつもりにはなるんですけど、結局それを使って何かを作ったり実際に便利になっていないと絵に描いたモチみたいなものでしかないんですよね。機能追加すること自体が目的になってしまう感じで。 こうなるとドツボにハマった状態といっていいでしょう。「もっと便利なの。もっと便利なのはないか…」といつまでも探し続けることになってしまいます。これは時間も取られるし、実際にそれで何か作れるということもあまりないので本末転倒な感じですね。 というわけで、ドツボにハマらないようにある程度機能追加したら、後はそれの使い方を習得したり実際の作品を作ったりしていく方がいいかと思います。個人的には新しく機能追加してその使い方を覚えるには実際に作品作りの中で使ってみていくってのが一番身に付きやすい方法なんです。 ドツボにハマるのもそれはそれでおもしろいのですが、本末転倒にならないように留めておくのも大切なんだと思います。

Org-modeでODTファイルを出力する方法

目次 1. ODTファイルとは 2. なぜOrg-modeから変換するのか 3. あらかじめ必要な設定 4. 変換するときの操作方法 5. その他のツール 6. 最後に 1 ODTファイルとは ODTファイルとはOpenDocument Textファイルのことで、LibreOffice、Apache OpenOfficeなどで使われるワープロソフトのファイル形式と言えば分かりやすいと思います。 これはODF(OpenDocument Format)という仕様で規格化されているので、仕様通りに記述すればやろうと思えばメモ帳で書いてZIP圧縮出来さえすれば作れると思います(たぶん)。 まぁそれには仕様を把握する必要があるので、普通はオフィスソフト使って書きます。 そして仕様が公開されているので、その他のファイル形式から変換するツールがいろいろと出ています。今回紹介するOrg-modeからの変換もその一つです。 (その他にHTML、LaTeX、Markdownなど軽量マークアップ言語から変換するツールがいろいろと出ています) 2 なぜOrg-modeから変換するのか さて、Wordファイルを書くなら最初からLibreOfficeなどオフィスソフトを使って書けばいいです。特に理由がなければわざわざOrg-modeで書いてから変換して作るとかまどろっこしいことをする必要はないでしょう。その疑問に答えるとしたら Q: なぜOrg-modeからODTファイルを作るのか? A: そこにOrg-modeがあるから まぁ「何言ってんだ?」と思われるでしょうけど、個人的には理由としてはこれに尽きると思います。 それだけではなんなので具体的に理由を書いていくと Org-modeで書いていったのをそのままODTファイルに出来る ODTやHTMLなど各種ファイルを複数出力する場合に便利 Webサイト用ファイルに合わせて配布用ファイルを作るときなど Emacsによる編集機能が使える Org-modeの簡易記述表記が使える 執筆作業の取っ掛かりをテキストファイルベースに出来る あたり。 まったくデメリットが無いというわけでもなくて、 変換後にODTファイルに編集

Emacs daemonでウィンドウサイズや透過設定を有効にする方法

以前Emacs daemonでemacsclientとして起動することで、Emacsの起動を速くする方法を書きました。 ゆたりんブログ: emacs23.1がリリース daemon機能を試用してみる もう何年も前の記事なので、いま使ってる設定とは少し違います。そのへんはまた機会があれば記事を書こうと思います。 さて、この方法で起動するとEmacsでウィンドウサイズや透過設定をしていてもそれが無効になってしまうようです。daemonではなく通常のEmacsの起動ではちゃんと機能しました。 どうやらdaemonでそれらを指定するときは別の設定が必要なようです。 検索してみると以下のサイトが見つかりました。 elisp - Emacs: Get new-frame and emacsclient -c to use set frame size? - Stack Overflow 読んでみると、とりあえず以下の設定を加えることでウィンドウサイズや透過設定が有効に出来るようです。 (以下は個人的な設定で必要ないところはコメントアウトしてます) (add-hook 'before-make-frame-hook #'(lambda () ; (add-to-list 'default-frame-alist '(left . 0)) ; (add-to-list 'default-frame-alist '(top . 0)) ; (add-to-list 'default-frame-alist '(height . 70)) (add-to-list 'default-frame-alist '(width . 100)) (add-to-list 'default-frame-alist '(alpha . 85))))

Org-modeからhtml変換してブラウザで開く場合にFirefoxではなくChromeが開かれてしまう件

-追記あり- 2016年11月9日 : 初めに書いた記事の方法だけではChromeで開く動作に戻ってしまう模様なので、続きにそちらへの対処を書いておきます。 Ubuntu16.04.1(Xfceデスクトップ環境)での話。以前Unity環境でも同じ現象だったので、デスクトップ環境には依存しない問題かも知れないです。 Org-modeでは独自のマークアップにより記述ができ、それをhtmlとして出力する機能があります。これは直にhtmlを記述するよりも人間寄りの記述や表示が出来るので、簡単なhtmlを書く分には便利に使えます。 ただEmacsでOrg-modeからhtmlを出力してブラウザ確認するとき、デフォルトブラウザにFirefoxを指定していてもGoogle Chromeでhtmlファイルが開かれてしまいます。 まぁhtml出力までで留めて後はファイルブラウザなどからhtmlファイルを開けばFirefoxで開いてくれます。 またEmacsでURLをブラウザで開く操作をした場合はFirefoxで開いてくれます。 現状確認してる範囲では Org-mode → html出力 → ブラウザで開く (C-c C-e h o) という操作に限ってGoogle Chromeで開いてしまう模様です。 おそらくこのhtml出力を提供しているパッケージが何を見て開くブラウザを決定しているのかが分かれば問題解決の糸口になりそうです。 そこでネットで検索してみると、解決方法の書かれているサイトがいくつか見つかりました。 Emacs自体のデフォルトブラウザ認識を変更するという解決策は多かったけど、そちらでは解決せず。 どうもOSなどの環境依存も考える必要がありそうです。 で、以下のサイトにLinux環境下での解決方法が提示されていました。 browser - How to make emacs org-mode open links to sites in Google Chrome - Stack Overflow いくつか回答があるうちのUbuntu12.04での解決方法がそれでした。 簡単に書くとbashの設定で環境変数を export BROWSER=firefox と指定して読み込ませることで、firefoxで開くようにできました。

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