[読書日記] 若者の「うつ」
若者の「うつ」 「新型うつ病」とは何か 著 傳田健三(でんだ けんぞう) ちくまプリマー新書 この本は主に精神科医である著者が診てきた経験に基づいて書かれています。 構成としては、 ・以前からあった典型的なうつ病 ・若者にみられる「新型うつ病」 ・新型うつ病にどう対処すればよいか 患者や周囲の人に向けて ・新型うつ病と現代社会 というような感じです。 この新型うつ病というのは、最近聞くようになったうつ病ですね。仕事や学校などに行かないといけない時に気分が落ち込んだりするけれど、自分が好きなことに関しては普通にこなせるという状態みたいです。 一見、単なるわがままと見られがちで、テレビなどでも「わがまま」であるという論評で語られることが多いそうです。 しかし、新型うつ病はこれまでのうつ病の薬が効きにくかったり、周囲の理解が得られなかったりするなどして、事態が深刻になってしまうという問題を抱えているそうです。 この本では、そういった新型うつ病に対して本人や周囲の人がどう対処していけばよいか書かれています。著者が精神科医ということもあって、実際の事例がいくつか書かれているので、それも参考になるかと思います。 うつ病は自殺に繋がりやすい病気ですから、この本からだけでなく、しっかりとした知識を身に付けて現代社会を生きていきたいものです。