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6月, 2018の投稿を表示しています

Python Turtle graphicsで渦巻き(Spiral)を描く

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最近、Youtubeのチャンネルに2つの動画をアップロードして公開しました。動画は以下のようなPythonのTurtle graphicsで渦巻き模様を描くというものです。 このブログではこの動画の描き方についての簡単な説明していきます。 渦巻きを描く基本となるPythonのプログラミングコードは以下の通りです。 import turtle import math r = 1 k = 5 c = 10 i = 0 while i < 360*c: turtle.goto(r*math.cos(math.radians(i))*math.exp(math.radians(i/k)), r*math.sin(math.radians(i))*math.exp(math.radians(i/k))) i+=1 turtle.mainloop() このコードの実行結果は以下のようになります。 渦巻きを描いていく数式は x = r * cosθ * exp(θ/k) y = r * sinθ * exp(θ/k) としています。指数関数部分が無ければ単に円を描くだけの式ですが、指数関数部分があることでθが増えるとともに円の大きさも増大して渦巻きが形成されます。 (渦巻きにもいろいろ種類があって、この形式のものは対数螺旋と呼ばれるようです) 動画ではこの基本形に手を加えて複数の渦巻きを同時に描くようにしています。Turtle graphicsはプログラミングの練習として簡単な図を描くのに用いられることが多いですし、条件を変えながら描いていくと意外におもしろいものがかけたりもします。 Pythonが使えるようならTurtle graphicsはすぐ使えるので、ものは試しに遊んでみてはいかがでしょう。 (Ubuntuの場合、python3-tkのパッケージをインストールする必要があるかも)

表計算ソフトで独自定義の変数が使えないかな?と思った話

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表計算ソフト(ExcelやLibreOffice Calcなどなど)を使って計算しているときに、何か特定の数値を計算に使いたい時がよくあります。数値としては家計簿として使ってる場合は消費税計算だったり、科学計算としては物理定数だったり。 まぁ適当なセルに数値を入力して、そこのセル番号を計算に用いればいいだけの話なのですが、 これにも一つ難点が。 何が難点かというと、特定の数値のセルが表にポツンとあると表のレイアウト上統一感が無くなってしまいます。セル幅を調節するときにも邪魔になったり。そのへんも数値のセルの置き場所を工夫したり、別のシートに書いておくなりすれば済みますがいささかスマートとは言い難いです。 で、表計算ソフトなのだからプログラミング言語みたいに自分で変数を指定してそこに数値を入れて使えるのではないだろうか?と思った次第。で、ネットで検索してみると、「名前」という機能が用意されている模様です。 「名前」(英語だと「Names」)はちょっとこれだけだとなんの機能なんだかよく分からないですが、簡単に説明すると、セルやセル範囲、計算、数値に別名を付けて管理して使えるようにする機能だそうな。 LibreOffice Calcでは 「挿入」 →「名前の表現」→「指定」 で、新規に名前を登録することが出来ます。 登録時のダイアログは上のスクリーンショットでして、まず名前に変数名を入れてやります。次にその下の欄に好きな数値を入れます。三番目の欄の範囲というのはその名前が有効とされる範囲です。 (最後の参照範囲オプションはよく分からなかったので説明は飛ばします) 例として aaa = 56.45 という変数を作りたい場合は名前を「aaa」、2番目の欄を「56.45」として新規作成してやればよいです。その変数を計算で使いたい場合は、セルで関数を書くのと同じように指定して使うことが出来ます。上の例だと適当なセルで「=aaa」と入力すると56.45がそのセルに展開されます。 さて、今回のブログの趣旨としては特定の数値を入れた変数を用いるということなので、ほぼこれで目的は達せられました。一応、「名前」の他の機能についても書いておくと、まずセル番地に別名を付けて管理して使うことも出来ます。その場合はもっと簡単な呼び出し方法があって 上のス

Org-mode(Emacs)でのリンクの使い方について(簡単な範囲)

Org-mode(Emacs)でリンクを書くときの書式をよく忘れてしまうので、個人的なメモとして書き記しておきます。 基本書式は以下の通り。ダブルブラケットで囲ってあげます。 [[URL][タイトル]] [[URL]] リンクを扱うキーバインドは基本的には以下の2つ。 C-c C-l : リンクを編集する C-c C-o : リンクを開く リンクはマウスクリックでも開くことが出来ます。 URL以外にローカルにあるファイルを指定する場合はURLの部分を以下のように記述します。 絶対パス : file:/home/yutarine/test.pdf 相対パス : file:test-dir/image.jpg その他にもURLやファイル以外にもいろいろ指定出来たりするのですが、とりあえず基本的にはこんなところ。

象の歯磨き粉(Elephant's toothpaste)実験とはなんぞや?

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象の歯磨き粉実験 というのがあるそうなので、ネットで画像や動画を見たら 「あー、あの実験のことね」 と思った次第。 実験の内容としては過酸化水素の分解実験。 分解促進の触媒を加え、洗剤を用いることで多量の発泡が行える。 見た目的にインパクトのある化学実験。 まぁ簡単に説明すればそんなところかと。 反応式や実験条件など詳しくはネットや書籍で調べてみて下さい。 象の歯磨き - Wikipedia Elephant's toothpaste - Wikipedia などなど 実験条件を工夫すればかなり強力な発泡になるようだけど、その分実験の危険度は増していくので要注意。保護メガネをするのはもちろん、発熱するので火傷の危険もあるし、発泡の制御をしくじるとガラス器具による怪我の恐れもあるでしょう。 実験は安全に行ってこそのものなので、事故や怪我をしたらなんにもなりません。 万全を期して詳しい人の指導の下で行うようにしましょう。 Youtubeに上がっている動画をいくつかプレイリストにまとめてみました。

Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.6.1に上げてみました

さて、Kindle Paperwhiteのバージョンを5.9.6に上げたというブログを書いたばかりですが、Amazonのサイトを見てみたらバージョン5.9.6.1が出ていました。 今回のバージョンアップは機能追加というのではなく、細かな機能改善のようです。 以前の関連ブログ記事。 Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.6に上げてみました Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.5.1に上げてみま…すでに上がってた Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.5に上げてみました Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.4に上げてみました

Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.6に上げてみました

さて、Kindle Paperwhiteのソフトウェアの新しいバージョンがリリースされていました。今度のバージョンは5.9.6です。 このバージョンからは新機能としてユーザーがフォントの追加を出来るようになっています。 フォントの追加方法は、USBケーブルでKindleとパソコンを繋いで専用のフォルダにフォントのファイルを入れます。使えるフォントファイルの形式はOpenType、TrueTypeです(拡張子はttf、otf、ttc)。 方法としてはどうしてもパソコンが必要になりますし、使いたいフォントも用意する必要があります。 いくつかフリーのフォントで試しましたが、ちゃんと入れたフォントが使えるようになりました。用途としては自分が読みやすいと感じるフォントを使ったり、読む本に合わせて表示に用いるフォントを変えたりといった使い方が出来るでしょう。 以前の関連ブログ記事。 Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.5.1に上げてみま…すでに上がってた Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.5に上げてみました Kindle Paperwhiteのソフトウェアバージョンを5.9.4に上げてみました

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