投稿

8月, 2020の投稿を表示しています

ZoteroをUbuntu 20.04 LTSにインストール

Zoteroとは  公式サイト Zotero | Your personal research assistant 参考ページ 新たな文献管理ツール「zotero」~便利な使い方を詳しく解説 | 英文校正と論文翻訳の医学英語総合サービス   Zoteroを導入する – 分析室の屋根裏   ZoteroというWeb上のページをアーカイブしたり、引用形式で出力したりという便利なソフトがあります。基本は論文執筆のための文献管理としての役割が大きいですが、Webページのアーカイブ機能だけでも十分役に立ちます。ブラウザのブックマーク機能とは異なり、アーカイブした時点での情報を保管出来ます。 以前はFirefoxのアドオンとしても配布されてましたが、現在はスタンドアローンのパッケージとなっていますね。スタンドアローン版の場合、ブラウザとは連携アドオンを介してやり取りするという形式。 公式パッケージの配布形式はtarball Linux版の配布形式はtarballとなっていてそのままでは扱い難いため、インストール作業が必要になってきます。   インストール作業  公式のドキュメントにインストール作業が分かりやすく書かれているのでそちらを参照しましょう。 このインストール作業を簡単に説明しておくと以下の3つの過程となります。 ダウンロードしたtarballを解凍し、任意の場所に配置する(自分で管理しやすい場所) 起動用ファイル設定用のスクリプトを実行 出来上がった起動用ファイルのシンボリックリンクを ~/.local/share/applications/ 以下に配置 これでUbuntuのアプリケーション一覧、もしくは検索に出てくるはずです。 その他にアーカイブを保存する場所の設定だったり、ブラウザに連携用アドオンを入れるなどの作業も行っていきます。

Ubuntu 20.04 LTSでナイトモード設定はどこにいったのか?

イメージ
 Ubuntu 20.04 LTSを使っていて、ふと 「そういえばナイトモードがあったはずだけど、そんな設定は見かけなかったような?」 と思った次第。 システム設定をざっと見てもナイトモードの項目は見つからず。 そして、ネットで検索してみると次のような情報が。 How to turn on Night Light Blue Light filter in Ubuntu 20.04 どうやらシステム設定のディスプレイの設定からナイトモードを有効に出来る模様。 そしてよく見てみると確かにディスプレイ設定のタイトルバーにナイトモードの設定項目がありました。   ここでナイトモード設定を有効に出来るようになっています。 ただ、これ設定がどこにあるか分かりにくいですね。いろいろと項目毎に別れているシステム設定のさらにその先でも項目に分かれるという二段構え。そういうものだと分かっていればいいんですが、そうではなく初めて使う場合にはこれは直感的では無いんじゃないかなと。 個人的には、ナイトモード設定はディスプレイ設定のページに一本化してよかったんじゃないかと思いますが。 まぁそれはそれとして、Ubuntu 20.04 LTSでもナイトモードの有効化が出来たので良しとしましょう。    

gnuplotの新バージョン、5.4がリリースされているようで

gnuplotの新バージョン、5.4が今年の7月にリリースされていました。 gnuplot homepage     その前のバージョンのもの(5.2.8)は去年の12月にリリースされています。それから約半年ちょっと。またUbuntu 20.04 LTSのリポジトリにあるgnuplotもこの5.2.8となっています。 現状においてこの新バージョンの5.4を早く試したい場合はソースコードからコンパイルするのがいいかと。 コンパイルはそれほどクセがあるものでも無いので、やり方さえ押さえているなら比較的簡単に行えると思います。  リリースノートを読んでみると、5.4の新機能としては Voxel grids追加など3Dプロット周りが強化されている印象を受けますね。このへんはコンパイルして実際に確かめてみる予定。 gnuplot.info/ReleaseNotes_5_4.html

Ubuntu 20.04 LTSでMozc(日本語入力)を使用出来るようにするまでの手順メモ

イメージ
IbusでMozcによる日本語入力を使用出来るようにする話 Ubuntu 20.04.1 LTS(日本語Remixではない方)をインストールした段階ではMozcによる日本語入力が行えないので、それを可能にするまでの手順メモ。 (日本語設定済みで使いたいなら素直にUbuntu 20.04 LTSの日本語Remixを使えばいいです) (追記:2020年8月17日 Ubuntu Japanese Teamが作成しているUbuntu Desktop 日本語 Remixも20.04.1 LTSがリリースされてますね。 Homepage | Ubuntu Japanese Team )    Mozc使用に必要なパッケージ Mozcを使うに当たって、ここではibusを使用する前提で進めることにします。 インストールするパッケージは ibus-mozc mozc-utils-gui その他、依存関係によりインストールされるいくつかのパッケージ   システム設定 システムの方での設定は Input SourcesにMozcを追加 でログアウトし再度ログインするとibusでMozcによる日本語入力が行えるようになります、多分。   キーバインドを変更しShift-SpaceでMozcのモードを変更出来るようにする Shift-Spaceで英数入力、日本語入力を切り替えるには、mozcのkeymap設定に以下のスクリーンショットにあるキーバインドを追加します。 これでとりあえずはMozcによる日本語入力は出来るようになりました。 参考ページ 日本語インプットをfcitxからibusに切り替えようとしたときの作業記録(Ubuntu 16.04.3) 引き続きibusを試してみたときの作業記録的なお話 (Ubuntu 16.04.3)

Ubuntu 20.04 LTSで初めからインストールされているGNOME Extensionsを無効にする方法

イメージ
初めからインストールされているGNOME Extensions Ubuntu 20.04 LTSのGNOMEデスクトップ環境では初めからいくつかのGNOME Extensionsがインストール(有効となっている)されています。 Desktop Icons Ubuntu AppIndicators Ubuntu Dock   これらの拡張機能を管理するには これらはGNOME Tweaksで拡張機能を無効にしても無効とはなりません。マニュアルでインストールする拡張機能とはシステム的に別管理となっているため、ちょっと扱いが特殊となってきます。 そして、Ubuntu 20.04 LTSではこれらの拡張機能の管理も行える「Extensions」というソフトがあるのでこれを用います。

Ubuntu Dock上のアイコンクリック時の挙動を変更する方法(Ubuntu 20.04)

イメージ
ソフトのウィンドウを2つ以上立ち上げてある状態の挙動 Ubuntu Dock、ソフトのウィンドウを2つ以上立ち上げている状態でDock上のアイコンをクリックすると小さいウィンドウサムネイルが表示。どのウィンドウを表示するかを選択することになります。 ただこの挙動、目的のウィンドウを表示するためには複数回マウスクリックが必要となるため、出来れば短縮化したいところ。ということで、今回は操作の短縮化につながる方法について説明していきます。 なお、ここではDash to Dock(Ubuntu Dockの元になっているExtension)をインストールしてカスタマイズするという方法については触れません。 Ubuntu Dockのカスタマイズ項目 Ubuntu Dockで出来るカスタマイズ項目は限られているので、細かい設定を行って使用するには不向き。 Ubuntuのシステム設定から行える項目としては オートハイド アイコンサイズ 表示させるディスプレイ Dockを画面のどこに配置するか といったところ。アイコンクリックに関する設定はありません。 gsettingsもしくはdconf-editorで設定 挙動を変更する方法はやや難易度が上がりますが、gsettingsというコマンド、もしくはdconf-editorというシステム設定ソフトを利用します。 設定項目は org.gnome.shell.extensions.dash-to-dock の click-action の設定値。 デフォルトではこれが「focus-or-previews」になっているので、これを目的の挙動となる設定値へと変更します。 ウィンドウ切り替えを簡略化するには、Dockのアイコンをクリックするごとに表示するウィンドウを切り替えるのが良さそうです。その場合は設定値を「cycle-windows」とします。 dconf-editorでの設定画面   ということで、このようにすることでUbuntu Dockのアイコンクリック時の挙動を変更することが出来ます。   参考ページ gnome shell - Can I make Ubuntu 18.04 switch between multiple windows of the program by just clicking the icon? - As

mpv(メディアプレーヤーソフト)で動画再生時にカクつかないように対処(Ubuntu 20.04)

mpvで動画再生すると、ある条件下で再生にカクつき mpvというメディアプレーヤーソフト(主に動画再生に利用される)があるんですが、ある条件では再生にカクつきが起きてしまいました。コマンドラインのメッセージを見るに、結構なフレームドロップが発生していました。 (うちのパソコンのスペックが低いのはしょうがないとして) で、条件はというと フルHD動画を2倍速以上で再生 動画再生をウィンドウ表示で行う という2つが合わさった場合。 ウィンドウ表示再生ではなく、フルスクリーン表示にしてるとカクつかない、フレームドロップが発生し難かったです、謎。    ハードウェアデコード(hwdec)を無効化することで解消 mpvはコマンドラインオプションで各種設定を行えるんですが、ここで--hwdecオプション、つまりハードウェアデコード設定の変更を行うことで問題を解消することが出来ました。 ただ4倍速以上ではそれでもフレームドロップは発生してしまいましたが、それはスペックの問題ということで割り切ることにしました。   mpvでハードウェアデコードを無効化する方法 ハードウェアデコードを無効にするにはいくつか方法があります。 動画再生時にハードウェアデコードの有効、無効を切り替えるにはキーボードショートカット「Ctrl + h」で行えます。 常にハードウェアデコードを無効にしておきたい場合はホームディレクトリの ~/.config/mpv/mpv.conf というファイルに hwdec=no と記述します。 またUbuntuの場合は /etc/mpv/mpv.conf というファイルにハードウェアデコードを有効とする記述があります。なので、このファイルもしくは記述をなんとかしても良さそうですが、こういった場所のファイルはあまりいじりたくはないので今回はこれ以上は触れません。 以前に似たようなブログ記事を出していますが MPV(動画再生ソフト)のハードウェアデコ

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

 起動しないUbuntu Software Ubuntu 20.04.1 LTSをインストールしたんですが、まず気になったのが「Ubuntu Software」が起動しないという点。これが起動しないとソフトウェアをインストールするが結構めんどうになってしまいます。 調べてみると「Ubuntu Software」は「snap-store」というsnapパッケージの模様。コマンドも「snap-store」。そして、端末でsnap-storeのコマンドを実行すると、コアダンプを吐いて落ちてしまいます。これは困った。  aptで「ubuntu-software」をインストール 調べてみると、標準で入っている「Ubuntu Software」の他にaptでインストール出来る「ubuntu-software」というものもあるようです。 なおこちらはダミーパッケージであって、インストールされるのは「gnome-software」のようです。 ということでこの「ubuntu-software(gnome-software)」をインストール。 実行すると通常のソフトウェアセンターのように使うことが出来ました。ソフトウェアのインストールも問題なし。 「snap-store」と「gnome-software」の違いは… 何が違うのかはよく分かっていないので、また時間があるときにでも調べることにします。 とりあえずgnome-softwareの方を使っていくことで対処は出来そうではあります。 以下はそれでもsnap-storeの方をどうにか立ち上がるようにしたい場合の話で、現時点であまり情報が無いようなのでおすすめはしません。 snap-storeを再インストールすると別のsnap-storeがインストールされる? snap-storeが起動しないという件を調べていると、snap-storeを再インストールするといいような話が出てきます。ただこの方法ではどうも同じsnap-storeでも別のsnap-storeがインストールされるようです。後者のものはsnapパッケージのソフトのみ扱えるものらしく、別物のようです どうやら再インストールをして元のsnap-storeを入れ直すには、snapコマンドでインストールチャンネルを適切に設定する必要があるようです。これに関しては、確実にこれで入れ直

Ubuntu 20.04.1 LTS、GNOMEデスクトップ環境のキーボードショートカットの変更点?について

イメージ
キーボードショートカットのコマンド割り当てでの「%」文字の使用 これまでUbuntu 18.04 LTSを使っていましたが、そのときキーボードショートカットのコマンド割り当てでつまづいたことがありました。 以前のブログにそのあたりのことを書いてあります。 キーボードショートカットで音量調整を行う際にポップアップ表示が出るのを回避する方法(GNOMEデスクトップ環境) 簡単にまとめると、キーボードショートカットのコマンド割り当てにおいて文字列に「%」が入っていると直後の文字が認識されないというもの。 (UbuntuというよりGNOMEデスクトップ環境での話になるでしょう) 例えば以下のコマンドは端末からは実行出来ますが、これをこのままキーボードショートカットのコマンド割り当てに登録しても思った通りの挙動とはなりません。 $ pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5% (コマンド自体は音量を5%上げるというもの) どうも「%」は特殊な文字として扱わるようで、上記コマンドを思った通りに実行するには $ pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%% として登録する必要がありました。   Ubuntu 20.04.1 LTSので挙動 さて、Ubuntu 20.04.1 LTSをインストールして、キーボードショートカットに pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%% をカスタムコマンドとして登録したのですが、なぜか思った通りの挙動とはなりませんでした。 「はて?これは一体?」と思いいろいろ試してみると、どうやらUbuntu 20.04.1 LTSではコマンド割り当てに「%」が入っていてもそのまま認識されているようです。 つまり「%」は特殊文字とは扱われないようで、「%」が入るコマンドでもそのままキーボードショートカットに登録すればいいということに。 ということで、コマンド割り当てには以下のようにそのまま登録することで思った通りの挙動となりました。 pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%

Ubuntu 20.04.1 LTSをインストールしようとして失敗した話(リカバリーには成功)

イメージ
パソコンのストレージをSSDにしたので、次はUbuntuのインストール 先日のブログ記事 ゆたりんブログ : パソコンのHDDをSSDに換装 パソコンに新しくSSDを取り付けたので、さっそくUbuntu 20.04.1 LTSをインストールしていきます。   インストール用USBメモリ作成 インストール用のUSBメモリはSSDを取り付ける前に予め作成しておいてあります。 さて、それよりも前にすでにUbuntu 20.04 LTSインストール用のUSBメモリを作って動作確認までしていたのですが、ちょうどポイントリリースのUbuntu 20.04.1 LTS提供開始のアナウンスがありました。せっかくなので、20.04.1 LTSでUSBメモリを作り直して作業をすることにしました。 (ここでUSBメモリの動作確認を省いてしまったのが後々響いてくることに…) Ubuntu 20.04.1 LTSインストール パソコンにインストール用USBメモリを挿して起動すると、USBメモリのチェックが入るようです。以前はこういった画面を見たことはなかったので、最近のUbuntuからこうなったんでしょうか? さて、この画面を見ていたら何やらエラーが1つ見つかったというようなメッセージが表示されてました。なんだろう?と思ったのですが、その後にUbuntuのライブ環境も通常通り立ち上がって動作したので特に問題は無いと判断。インストール作業を進めていきます。 インストール作業は始めは順調だったのですが、ユーザー作成の段階で何やらエラーメッセージウィンドウが表示されてしまいました。内容的にはインストールに使用しているメディアが不完全、もしくはパソコンのストレージがよろしくないという感じ。 インストール前のメディアチェックでエラーが出てたので、ストレージではなくインストール用USBメモリの方の問題でしょう。  なんやかんやでインストーラーもクラッシュ…。   USBメモリの作り直し…、って前に使っていたHDDを戻さないとならないのですが…  問題点ははっきりしているので、単にインストール用USBメモリを作り直せばそれで大丈夫でしょう。ただここで大きな問題は、パソコンにすでにSSDを取り付けてあるのでこの状態ではOSは立ち上がらないんですよね。前にメインストレージとして使用していたHDDを接続し

パソコンのHDDをSSDに換装

イメージ
 ようやくパソコンをSSD化  以前からパソコンのストレージをSSDにしようと思ってて、Ubuntuの新しいLTSのポイントリリース(20.04.1)も出たということでタイミングがいいだろうとこの機に換装することにしました。 しかしSSDの価格を調べてみると、もうだいぶ値段が下がっているんですね。容量1TBのものでも1万円ちょっと。 あと容量を250GBかそれとも500GBのどちらにしようか迷ったんですが、ここでは500GBのものを選択。システムのみなら120GB程度でもまったく問題ないんですが、自分の場合はデータ解析用のデータもSSDの方に入れておこうということで500GBのものにしました。その他の保存データは1TBほどあってそれはSSDには入らないので、こちらは別の内蔵HDDに入れることに。それとバックアップ用USB接続のHDDという体制。 まとめると SSD : OS + 各種作業用データ HDD : 保存用データ 外付けHDD : SSDとHDDのバックアップ用 というストレージ3台体制。 そうそう、今回購入した500GBのSSDの価格は約7000円でした(取り付け用アダプタは別購入で500円くらい)。また内蔵HDDも新しく購入したので、こちらは4TBで約8000円。外付けHDDにはいままで内蔵HDDで使っていたものを使います(別途USB接続HDDケースを購入)。   換装作業 SSDはSanDiskのモノ。 3.5インチベイに取り付けるので、2.5インチ→3.5インチ変換フレームに取り付けました。 内蔵HDDにはWestern Digitalの4TBのモノ。 パソコン自体がスリムタイプなので、パーツ入れ替えにはやや難儀しますね。内部が狭いのでネジを回すだけでもだいぶ気を使います。あとケーブルの取り回しにまったく余裕が無いのも困りもの。写真は内蔵HDDを取り付けたその上にSSDを設置しようとしているところ。ストレージ2台があまり隙間がなく設置するカタチ。なので放熱を考えてSSDは変換フレームの上段に設置してあります(放熱効果のほどは不明)。 最後はこれまで内蔵用ストレージに使っていた3TBのHDDを外付けケースに取り付けました。 なお、これまでバックアップ用に使用していた1TBのHDDもあるのですが、それは今後使う予定は無いですね、とりあえず今回の3台体制の

スポンサーリンク