Ubuntu 20.04.1 LTS、GNOMEデスクトップ環境のキーボードショートカットの変更点?について

キーボードショートカットのコマンド割り当てでの「%」文字の使用

これまでUbuntu 18.04 LTSを使っていましたが、そのときキーボードショートカットのコマンド割り当てでつまづいたことがありました。
以前のブログにそのあたりのことを書いてあります。

簡単にまとめると、キーボードショートカットのコマンド割り当てにおいて文字列に「%」が入っていると直後の文字が認識されないというもの。

(UbuntuというよりGNOMEデスクトップ環境での話になるでしょう)

例えば以下のコマンドは端末からは実行出来ますが、これをこのままキーボードショートカットのコマンド割り当てに登録しても思った通りの挙動とはなりません。

$ pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%

(コマンド自体は音量を5%上げるというもの)

どうも「%」は特殊な文字として扱わるようで、上記コマンドを思った通りに実行するには

$ pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%%

として登録する必要がありました。

 

Ubuntu 20.04.1 LTSので挙動

さて、Ubuntu 20.04.1 LTSをインストールして、キーボードショートカットに

pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%%

をカスタムコマンドとして登録したのですが、なぜか思った通りの挙動とはなりませんでした。

「はて?これは一体?」と思いいろいろ試してみると、どうやらUbuntu 20.04.1 LTSではコマンド割り当てに「%」が入っていてもそのまま認識されているようです。

つまり「%」は特殊文字とは扱われないようで、「%」が入るコマンドでもそのままキーボードショートカットに登録すればいいということに。

ということで、コマンド割り当てには以下のようにそのまま登録することで思った通りの挙動となりました。

pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%

このあたりの挙動がどうなっているのかはちょっと調べた範囲では分かりませんでした。なのでUbuntu 20.04 LTSで仕様が変更されたのかどうかは不明ですが、とりあえず上記の方法で対処は出来るかと思います。



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