gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplotのグリッド線の描き方

 gnuplotはデフォルトではグラフにグリッド線が描かれない設定になっています。ここではグリッド線を有効にする設定を解説していきます。

グリッド線の例

グリッド線の設定方法

簡単には以下のようにsetコマンドでグリッド線を有効に出来ます。
gnuplot> set grid

グリッド線の線幅を変えたい場合は "linewidth" オプションの設定を追加します。
gnuplot> set grid linewidth 3

線の色を変えたい場合は "linecolor" オプションを追加。
gnuplot> set grid linecolor "dark-red"

点線ではなく実線にするには以下のようにします。
gnuplot> set grid linetype 1 linecolor 0


主目盛りだけでなく副目盛りにもグリッド線を設定する

 ここまで解説した方法ではグリッド線は主目盛りにのみ設定されます。副目盛りにもグリッド線を描く場合、まず副目盛りを設定します。

副目盛りの設定

副目盛りを設定するにはx軸には
gnuplot> set mxtics
y軸には
gnuplot> set mytics
とします。
(副目盛りの数、間隔も別途設定出来ますが、今回はグリッド線の説明のためそれらの解説は省きます)

設定した副目盛りに対してグリッド線を設定

副目盛りの設定をしたなら次は副目盛りのグリッド線設定を行っていきます。
x軸、y軸に主目盛りに加えて副目盛りにもグリッド線を描くコマンドは以下のようになります。
gnuplot> set grid xtics mxtics
gnuplot> set grid ytics mytics


副目盛りに個別に線の設定をするには、以下のようにカンマで区切って主目盛りと副目盛りのそれぞれの線の設定を行ないます。
gnuplot> set grid xtics mxtics linewidth 2, linewidth 1

グリッド線設定の確認方法

グリッド線がどのような設定になっているのか確認するには
gnuplot> show grid
とします。

グリッド線設定の解除

グリッド線の設定を解除し、表示しないようにするには以下のようにします。
gnuplot> unset grid


補足

 グリッド線の設定を試してみたところ、どうも線についてはx軸とy軸で別々の設定が出来ないようでした。どちらかの軸について主目盛り、副目盛りの線種の設定を行うと、もう一方の軸にも同じ線種が設定されるようです。これについてはどのような挙動なのかもう少し調べてみることにします。


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