日本語インプットをfcitxからibusに切り替えようとしたときの作業記録(Ubuntu 16.04.3)
タイトルにあるように、日本語インプットに使うシステムをfcitxからibusに切り替えようと思った時の作業記録です。 手順の解説記事ではないので、やり方(method)を知りたい人は読んでもあまり役には立たないかと。
そして結論から言うと、ibusやmozcの設定やなんやらいじるのがめんどうだったので結局fcitxに戻しています。
まず環境としてはUbuntu 16.04.3 LTSですが、デスクトップ環境にGNOMEを使っています(Unityではない)。また日本語入力に関してはMozcを使っています。
手始めにGNOMEのシステム設定から「言語サポート」を開き、使用するインプットメソッドをfcitxからibusに切り替えました。ここで一旦ログアウトします。そしてログインし直しましたが、この時点ではMozcには切り替えられず。再びGNOMEのシステム設定から「地域と言語」の入力ソースに日本語(Mozc)を追加します。が、しかし、日本語の追加項目はいくつか出てくるのですが(Anthyとか"かな"とか)、Mozcは出てきません。どうもMozc用のパッケージが不足している模様。とりあえずターミナルで
$ apt search mozc
で検索。そしたらibus-mozcパッケージがインストールされてなかったことが分かりました。あとはいくつかWebサイトを読んでこのパッケージが必要なことを確認し、パッケージをインストール。これで日本語の追加項目にMozcが表示されるはず、と思ったのですが、設定を開いてもそんな項目は表示されませんでした。
さて、いったい何が足りないのか?
と思ったのですが、なんてことはなくパッケージを有効にするにはいったんibusのデーモンを起動し直す必要があったようです。ってなわけで、ibusを起動し直すとちゃんとMozcが表示されて、追加も出来ました。一応ここで一度ログインし直し。
さて、これでibusが使用出来るはずなのですが、そういえば入力切り替えのキーボード・ショートカットの設定をしていませんでした。 この時点で結構めんどくさい気持ちが出てきたのですが、気を取り直してGNOMEのシステム設定「キーボード」でショートカットの「タイピング」項目で「次の入力ソースへ切り替える」で「Shift+Space」を設定。
これでMozcと直接入力をいったり来たりするところまで持って来れました。
まんぞくまんぞく。
で、まぁここで終わっていればいいんですが、そのまま使っているといくつか引っかかる点が。
まず、直接入力とMozcの切り替えで毎回画面の中央に切り替えのポップアップ(popup)が表示されます。これはちょっと目障り。これに関しては高速でキーボード・ショートカットを叩けば表示されないようです(表示が一瞬過ぎて見えてないだけかも)。まぁ目障りなだけなら慣れればある程度許容できるのかも知れませんが、ターミナルで使っているGuake(ドロップダウン型の端末)でちょっと不都合が起きました。Guakeの設定でフォーカスを失ったら非表示にするようにしてるのですが、ibusの入力切り替えでもフォーカスを失ってしまうようで切り替えの度に非表示になってしまいました。
また、Mozcに切り替えたとき、初期状態が(Mozc側の)直接入力になってしまうようです。そこは「ひらがな」入力になる状態をキープしていてもらわないと使い勝手がよろしくないのですが、どうも調べてみると直すのはそこそこ手間がかかる模様。
ってなわけで、ここでいったん保留(pending)し、fcitxに戻しました。
(戻すのも戻すでキーボード・ショートカットをいじったりとめんどくさい)
とりあえず、久しぶりにibusを使ってみて思ったことは、
・入力切替時のポップアップの抑制
・Mozcの初期状態の維持
が出来れば、特に意識せず普通に使えるようになるんじゃないかなーということでした。
まぁfcitxでもほぼ意識せず使えている状態なので、UbuntuやらGNOMEやらibusやらで動きがあったらまた試してみるって感じでいこうかと思います。
今回試した時点でのバージョンですが
追記 2017年9月10日
さて、このようなブログを書いたところ某所にて、入力ソースを切り替えて英語と日本語入力を行ったり来たりするのではなく、Mozc側の機能で英語と日本語入力を切り替える方法があるという指摘を頂きました。
(ただし用途によっては入力ソースの切り替えが必要になる場合もあります)
ということで、それを踏まえてもう一度ibus+Mozcの組み合わせで試してみようと思います。そのへんの話はまたブログに書いていく予定です。
さて、そんなこんなで続きの話が出来ました。今度はちゃんとibus+Mozcでもちゃんと使えるようになったという話なので、もし興味がありましたらお読み下さい。
引き続きibusを試してみたときの作業記録的なお話 (Ubuntu 16.04.3)
そして結論から言うと、ibusやmozcの設定やなんやらいじるのがめんどうだったので結局fcitxに戻しています。
まず環境としてはUbuntu 16.04.3 LTSですが、デスクトップ環境にGNOMEを使っています(Unityではない)。また日本語入力に関してはMozcを使っています。
手始めにGNOMEのシステム設定から「言語サポート」を開き、使用するインプットメソッドをfcitxからibusに切り替えました。ここで一旦ログアウトします。そしてログインし直しましたが、この時点ではMozcには切り替えられず。再びGNOMEのシステム設定から「地域と言語」の入力ソースに日本語(Mozc)を追加します。が、しかし、日本語の追加項目はいくつか出てくるのですが(Anthyとか"かな"とか)、Mozcは出てきません。どうもMozc用のパッケージが不足している模様。とりあえずターミナルで
$ apt search mozc
で検索。そしたらibus-mozcパッケージがインストールされてなかったことが分かりました。あとはいくつかWebサイトを読んでこのパッケージが必要なことを確認し、パッケージをインストール。これで日本語の追加項目にMozcが表示されるはず、と思ったのですが、設定を開いてもそんな項目は表示されませんでした。
さて、いったい何が足りないのか?
と思ったのですが、なんてことはなくパッケージを有効にするにはいったんibusのデーモンを起動し直す必要があったようです。ってなわけで、ibusを起動し直すとちゃんとMozcが表示されて、追加も出来ました。一応ここで一度ログインし直し。
さて、これでibusが使用出来るはずなのですが、そういえば入力切り替えのキーボード・ショートカットの設定をしていませんでした。 この時点で結構めんどくさい気持ちが出てきたのですが、気を取り直してGNOMEのシステム設定「キーボード」でショートカットの「タイピング」項目で「次の入力ソースへ切り替える」で「Shift+Space」を設定。
これでMozcと直接入力をいったり来たりするところまで持って来れました。
まんぞくまんぞく。
で、まぁここで終わっていればいいんですが、そのまま使っているといくつか引っかかる点が。
まず、直接入力とMozcの切り替えで毎回画面の中央に切り替えのポップアップ(popup)が表示されます。これはちょっと目障り。これに関しては高速でキーボード・ショートカットを叩けば表示されないようです(表示が一瞬過ぎて見えてないだけかも)。まぁ目障りなだけなら慣れればある程度許容できるのかも知れませんが、ターミナルで使っているGuake(ドロップダウン型の端末)でちょっと不都合が起きました。Guakeの設定でフォーカスを失ったら非表示にするようにしてるのですが、ibusの入力切り替えでもフォーカスを失ってしまうようで切り替えの度に非表示になってしまいました。
また、Mozcに切り替えたとき、初期状態が(Mozc側の)直接入力になってしまうようです。そこは「ひらがな」入力になる状態をキープしていてもらわないと使い勝手がよろしくないのですが、どうも調べてみると直すのはそこそこ手間がかかる模様。
ってなわけで、ここでいったん保留(pending)し、fcitxに戻しました。
(戻すのも戻すでキーボード・ショートカットをいじったりとめんどくさい)
とりあえず、久しぶりにibusを使ってみて思ったことは、
・入力切替時のポップアップの抑制
・Mozcの初期状態の維持
が出来れば、特に意識せず普通に使えるようになるんじゃないかなーということでした。
まぁfcitxでもほぼ意識せず使えている状態なので、UbuntuやらGNOMEやらibusやらで動きがあったらまた試してみるって感じでいこうかと思います。
今回試した時点でのバージョンですが
- ibus 1.5.11
- fcitx 1:4.2.9.1
- mozc-server 2.17.2116.102
追記 2017年9月10日
さて、このようなブログを書いたところ某所にて、入力ソースを切り替えて英語と日本語入力を行ったり来たりするのではなく、Mozc側の機能で英語と日本語入力を切り替える方法があるという指摘を頂きました。
(ただし用途によっては入力ソースの切り替えが必要になる場合もあります)
ということで、それを踏まえてもう一度ibus+Mozcの組み合わせで試してみようと思います。そのへんの話はまたブログに書いていく予定です。
さて、そんなこんなで続きの話が出来ました。今度はちゃんとibus+Mozcでもちゃんと使えるようになったという話なので、もし興味がありましたらお読み下さい。
引き続きibusを試してみたときの作業記録的なお話 (Ubuntu 16.04.3)
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