gnuplotのフォントの扱いについて簡単に解説

gnuplotはそれ自身ではフォントを扱わずに、出力端末に応じたライブラリを介してフォントを扱うようです。とはいっても、どの出力端末を選んでも最低限の設定はなされているようで、特にフォントがどうとか意識せずに文字を入力することは出来るかと思います。ただ、標準とは異なるフォントを使いたいとか、日本語が何故か出力されないみたいな状況になると、このフォントの扱いを考える必要が出てきます。

ライブラリごとに分類すると大まかなのは簡単には以下のように分類されます。
  • jpeg, png, gifではlibgdというライブラリ
  • pngcairo, pdfcairoではcairo(pangoかも)
  • eps出力ではpostscript
  • x11やqtのようなウィンドウに出力する場合
またsvgファイルに出力した場合は、文字はsvgを開いた画像ビューアでレンダリングされるので、フォントの指定方法さえ間違わなければ大丈夫かと思います。

各種出力端末のフォントの扱いの詳しいところは、現在自分で使っているシステム側でこれらのライブラリがどうフォントが扱っているか分かればいいわけですが、どう扱われてるんですかね?いや、このへんは環境依存も大きいし情報も多岐に渡っているのでなかなかよく分からず…。

また、gnuplotのコマンドラインで日本語を打とうとすると、なぜか文字化けしてしまいますね…。これ、グラフをプロットする段階の前の問題なのでなんともかんともよくわからず。なおスクリプトファイルをloadする場合だと日本語をプロット出来ました。なかなか謎な挙動です。


スクリプトファイルからloadすれば以下のようにちゃんと日本語扱えてます(qt出力)。

今回は簡単な解説までにします。以後、機会があれば個々の出力端末ごとにフォントや文字出力について扱っていこうと思います。それではまた。

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