gnuplotプロット例 : 山手線の各駅の位置関係を三次元プロット

山手線の各駅の位置関係を三次元プロット

 gnuplotでのプロット例として、今回は山手線(JR東日本)の各駅の位置関係を三次元プロットしてみました。データ要素は駅名、緯度経度、そして標高になっています。なお今回は簡単のため、緯度経度をx座標y座標として扱っています。

 完成したグラフは以下の通り。山手線西側の駅の標高は高く、東側はそれに比べて低くなってることが分かります。西側で標高が高いのは台地の上を走ってるからですかね。このへんは標高が分かる地図で見てみるとおもしろいです。

解説

データ型式

 各駅毎に緯度経度と標高の3つの数値を用います。数値自体はオンラインの地図なら比較的簡単に取得出来るかと。
 データは例えば東京駅なら以下のようになっています。
  • 東京, 35.681382, 139.766084, 3.4
 これを山手線の各駅毎に用意して1つのデータファイルとしています。

コマンド

 プロットに用いたコマンドは以下の通り。 なお今回はデータファイルとコマンドはdatablocks(解説したブログ記事)で一つのファイルとして扱っています。プロットに指定しているファイル名が"$data01"という変数名になっているのはそのため。
set datafile separator ","
unset xtics
unset ytics
unset key
set style textbox opaque
set hidden3d
set xyplane at 0
splot  $data01 u 3:2:4 w l lw 3 lc "green", \
       '' u 3:2:(0) w l lt 0 lw 1 lc "black", \
       '' u 3:2:4 w impulses lw 2 lc "dark-green", \
       '' u 3:2:4:1 w labels boxed font ",13"



アニメーション

 出来上がったグラフを回転させてアニメーションにするとこんな感じになります。



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