mpv(メディアプレーヤーソフト)で動画再生時にカクつかないように対処(Ubuntu 20.04)
mpvで動画再生すると、ある条件下で再生にカクつき
mpvというメディアプレーヤーソフト(主に動画再生に利用される)があるんですが、ある条件では再生にカクつきが起きてしまいました。コマンドラインのメッセージを見るに、結構なフレームドロップが発生していました。
(うちのパソコンのスペックが低いのはしょうがないとして)
で、条件はというと
- フルHD動画を2倍速以上で再生
- 動画再生をウィンドウ表示で行う
という2つが合わさった場合。 ウィンドウ表示再生ではなく、フルスクリーン表示にしてるとカクつかない、フレームドロップが発生し難かったです、謎。
ハードウェアデコード(hwdec)を無効化することで解消
mpvはコマンドラインオプションで各種設定を行えるんですが、ここで--hwdecオプション、つまりハードウェアデコード設定の変更を行うことで問題を解消することが出来ました。
ただ4倍速以上ではそれでもフレームドロップは発生してしまいましたが、それはスペックの問題ということで割り切ることにしました。
mpvでハードウェアデコードを無効化する方法
ハードウェアデコードを無効にするにはいくつか方法があります。
動画再生時にハードウェアデコードの有効、無効を切り替えるにはキーボードショートカット「Ctrl + h」で行えます。
常にハードウェアデコードを無効にしておきたい場合はホームディレクトリの
~/.config/mpv/mpv.conf
というファイルに
hwdec=no
と記述します。
またUbuntuの場合は
/etc/mpv/mpv.conf
というファイルにハードウェアデコードを有効とする記述があります。なので、このファイルもしくは記述をなんとかしても良さそうですが、こういった場所のファイルはあまりいじりたくはないので今回はこれ以上は触れません。
以前に似たようなブログ記事を出していますが
MPV(動画再生ソフト)のハードウェアデコードと設定ファイルについて
という2年くらい前のブログ記事でも同様の設定方法を取り上げたんですが、このときは再生出来ないファイルがあるってことでの対処でした。
まぁハードウェア支援はそれこそマシン環境に大きく依存するんで、扱いがケースバイケースになるんですよね。その都度、自分の環境に合わせた対処が必要になります。
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