Ubuntu Dock上のアイコンクリック時の挙動を変更する方法(Ubuntu 20.04)

ソフトのウィンドウを2つ以上立ち上げてある状態の挙動

Ubuntu Dock、ソフトのウィンドウを2つ以上立ち上げている状態でDock上のアイコンをクリックすると小さいウィンドウサムネイルが表示。どのウィンドウを表示するかを選択することになります。

ただこの挙動、目的のウィンドウを表示するためには複数回マウスクリックが必要となるため、出来れば短縮化したいところ。ということで、今回は操作の短縮化につながる方法について説明していきます。

なお、ここではDash to Dock(Ubuntu Dockの元になっているExtension)をインストールしてカスタマイズするという方法については触れません。


Ubuntu Dockのカスタマイズ項目

Ubuntu Dockで出来るカスタマイズ項目は限られているので、細かい設定を行って使用するには不向き。

Ubuntuのシステム設定から行える項目としては

  • オートハイド
  • アイコンサイズ
  • 表示させるディスプレイ
  • Dockを画面のどこに配置するか

といったところ。アイコンクリックに関する設定はありません。


gsettingsもしくはdconf-editorで設定

挙動を変更する方法はやや難易度が上がりますが、gsettingsというコマンド、もしくはdconf-editorというシステム設定ソフトを利用します。

設定項目は

org.gnome.shell.extensions.dash-to-dock
click-action

の設定値。

デフォルトではこれが「focus-or-previews」になっているので、これを目的の挙動となる設定値へと変更します。

ウィンドウ切り替えを簡略化するには、Dockのアイコンをクリックするごとに表示するウィンドウを切り替えるのが良さそうです。その場合は設定値を「cycle-windows」とします。

dconf-editorでの設定画面

 

ということで、このようにすることでUbuntu Dockのアイコンクリック時の挙動を変更することが出来ます。

 

参考ページ



スポンサーリンク
Amazon商品リンク : Linux関連書籍

 

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

catコマンドの出力を行番号付きにするためのコマンドラインオプション(-n, -b)

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)