fehコマンドで大量の画像をスライドショー表示する方法



最近Webカメラでタイムラプス動画を撮影していますが、撮影した数百枚、多い時は数千枚ある画像から動画を作成するにはエンコードにもそれなりに時間がかかります。
エンコード前に確認したい場合には画像ビューアでサムネイル表示して確認すればいいのですが、一覧表示で見るのと動画で見るのとではちょっと感じが違ってきます。なのでエンコードする前に出来るだけ動画に近い状態で確認作業をしたいわけです。

多くの画像ビューアにはスライドショー機能があるので、それを使えば簡易的に動画を作成したような感じで見ることが出来ます。ただ通常のスライドショーのように数秒毎に画像を進めるのではなく、この場合は30fpsほどの速度で進める必要があります。
そのため動画のように見る条件として、画像ファイルのサイズと使っているパソコンの処理速度との兼ね合い、また画像ビューアのスライドショー機能でそこまでの速度で設定出来るかというのを考慮する必要があります。

そこで自分はLinux上でコマンドで操作出来る画像ビューア
fehコマンド
というのを使用しています。
feh – a fast and light image viewer
manual
fehコマンド自体は様々な機能はあり、その中にスライドショー機能もあります。

一つ一つ説明すると長くなるので、簡単に書くと以下のようなコマンドになります。
feh ./ -g 400x300 -D 0.1 --cycle-once
  • カレントディレクトリ内の画像をスライドショーするため「./」を指定
  • 表示する画像の大きさを指定するのに「-g」オプションでサイズを指定
  • スライドショーで次の画像を切り替えるまでの時間の指定に「-D」オプションを指定。計算すると分かるが、0.1では30fpsとはならない。
  • また「--cycle-once」オプションを付けることでスライドショーが一周したら終了するようにしている。これがないとスライドショーは延々とループし続ける。
以上は自動でスライドショーを行う設定ですが、-Dオプションを使わなければキーボードの左右キーにより手動で画像を進めたり戻したりが出来ます。細かく確認するにはこの方が利便性があると思います。
(まぁ左右キーを押し続けるのも指が疲れるので、自動で画像送りをした方が楽)


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