ドロップダウン型端末、Guakeの紹介


最近ではUbuntuなどのLinuxをデスクトップ環境で使う場合にはそれほど端末(ターミナル)での操作をすることは少なくなってきたと思います。その理由としては便利なアプリケーションが増えて来たというのと、クラウドなどWebの向こう側で出来ることが増えて来たというのがあると思います。それでもスケジュールを組んで処理をする場合や、コマンドの処理を自動化する場合など端末での操作をする機会というのは結構出てきます。

デスクトップ環境で端末を使う場合、通常はGNOME端末などウィンドウアプリケーションとなっているものを使うことが多いでしょう。その一方、ドロップダウン型の端末というのも存在します。これはどういうものかというと、任意のキーの組み合わせを押すと画面上に端末が表示されるというものです。通常の端末ソフトより優れている点としては、端末を呼び出す方法が簡素化されているところです。通常の端末のようにランチャーからマウスで選択する必要も、「Alt + Tab」のキーボード・ショートカットでウィンドを切り替えながら探す必要もなくなります。また呼び出した時に常に同じ場所に表示されるのも利点かと思います。

ドロップダウン型の端末はいくつか登場しているのですが、自分が使用しているのは「Guake」というソフトです。
Guake Terminal
Guake - Wikipedia

自分の設定では「Alt + Esc」のキーの組み合わせで呼び出すようにしています。初期設定では呼び出すキーは「F12」に割り当てられていたと思いますが、そのへんは使いやすいよう設定すればよいかと。あと表示面積や背景の透過などもカスタマイズしていくと使いやすくなっていきます。

さてしばらく使用していてだいぶ使い勝手も自分に馴染んで来たのですが、難点を言うとパソコンの処理が重くなってくるとキーを押してもなかなか端末が表示されないことがたまにあります。まぁそれほど頻発するわけではないので許容範囲ないかなと思います。
(そもそも使用しているパソコンのスペックが低いってのもあるわけで…)

端末ソフトというとどれもあまり代わり映えしないと思われるかも知れませんが、探してみるといろいろおもしろいものがあったりします。今回紹介したドロップダウン型のものもその一つです。気になったものをいくつか試してみて自分にあったものを探すというのもパソコンを楽しんで使うコツなのかなと思います。それではまた。

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