[雑談] "モノ"を見るか、それとも"現象"を見るか
- 足元に"石"が落ちている。
- 水道から"水"が出ている。
- 空から"雪"が降っている。
これらの文はいずれも"モノ"について語っている。
では次。
- 水に浮かんだ葉っぱが波によって"揺られて"いる。
- 蹴飛ばした石が坂道をコロコロと"転がって"いく。
- 放り投げた野球ボールが放物線を描いて"飛んで"いく。
こちらはモノから派生する"現象"について語っている。
(モノについても語っているじゃないか、というツッコミはおいておくとして)
とかく科学というとモノについて扱うことと思われるが、モノが何らかの法則に基づいて動く現象もまた科学で扱う領分。
地球が宇宙の中心ではなく、太陽の周りを回っているのが分かったのも、数多くの星々の位置を長い時間かけて観測して軌道を割り出した結果。そして軌道というのは星が動くという現象に他ならない。
というわけで、身の回りのモノを見る時に、そこにどんな現象があり、そしてどのような法則性があるのかを考えてみるのもまたおもしろいでしょう。
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