gnuplotのRGB値による色指定について

色指定のおさらい

以前のブログ記事でcolornameによる色指定について解説しました。
今回はそこで少し触れているRGB値での指定方法について解説していきます。
色指定の基本の部分はそのブログ記事に書いているので、今回はそこは省略します。


RGB値での指定について

2種類あるRGB値での指定

RGB値で指定する場合、red、green、blueがそれぞれ2桁の16進数という書式で行ないます(00〜ff)。またドキュメントを読むと、通常(?)のRGB値とX11でのRGB値の2種類の書式があるようです。
  • 通常 : "0xff0000"
  • X11 : "#ff0000"
書式としてはRGB値の先頭に「0x」が付くか「#」が付くかの違いがあります。調べてみるとRGB値が同じでも両者は異なる色を表している場合もあるとかなんとか。ただちょっと調べたくらいではよく分からなかったので、とりあえず通常(?)とした方に絞って話を進めていきます。

RGB値を用いてプロットする方法

RGB値はコンピューターでの色表現としてはしょっちゅう出てきます。RGB値で指定したい場合はカラーピッカーなどで色を選んでそのRGB値を持ってきて指定してやればいいでしょう。
プロットするときには次のような書き方になります。
gnuplot> plot sin(x) lc rgbcolor "0x0000ff"


他にRGB値では透明度の指定もあるのですが、そちらの解説はまた別の機会にします。


RGB値を指定したときのプロット例

最後にred、green、blueのそれぞれを値を変化させていったときのプロット例を載せておきます。一番下のラインが0x000000で、その上に少しずつ各色の値を増やしたラインを追加していって並べています。

redを変化させていったとき(0x000000→0xff0000)


greenを変化させていったとき(0x000000→0x00ff00)


blueを変化させていったとき(0x000000→0x0000ff) 


その他、gnuplot関連のブログ記事

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