Python turtle graphics : turtleの描画速度設定について

turtleの描画速度設定

turtle.speed()

turtle graphicsのturtleの進むスピード(描画速度)は
turtle.speed()
のメソッドにより設定します。引数としては1〜10まで、そして0を指定します。
1が最もturtleの速度が遅く、数が増えるに従い速度が増していきます。
で、10が最も早いと思われるますが、最も早いのは0を設定したときになります。
設定値ごとの速さを比べると以下のようになっています。
  0 > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2 > 1

以下、動画で説明します。




動画の結果は以下のスクリーンショットの通り。
そして数値ではなく文字列として以下の文言でも指定出来ます。
  • “slowest"
  • “slow”
  • “normal”
  • “fast”
  • “fastest”
ここでは"fastest"が0、"fast"が10、slowestが"1"に対応しています。
("slow"が3、"normal"が6)
設定は
turtle.speed(10)
turtle.speed("slow")
のように行います。

turtle.delay(), turtle.tracer()

さらにturtleの速度を速くしたい場合は
turtle.delay()
turtle.tracer()

を用います。
turtle.delay()は引数に描画遅延をどれくらい取るかをミリ秒で指定します。これを0と設定すると簡単な図形ならほぼ一瞬で描画が完了します。

そしてturlte.tracer()ではスクリーンを更新する間隔と描画遅延の2つの引数を指定します。1ステップ毎ではなくたとえば100ステップをまとめて描画することが出来るので、より高速に描画が行えるようになります。
設定はそれぞれ以下のように行います。
turtle.delay(0)
turtle.tracer(100, 0)


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Python turtle graphics まとめ


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