レッドカラント(フサスグリ)でジャム作り

こちらは某所で収穫したレッドカラント(フサスグリ)。

このままでも見た目には甘酸っぱいそうで美味しそうなのですが、実際食べてみると酸っぱさが強くてあまり甘くはありません。あと小さな種がいくつも入っていて食べる時に気になるし、やや渋い。まぁヨーグルトや料理のアクセントに数粒使う程度なら種も気にならないし、このままでも充分使えるでしょう。

さて、今回収穫した量はこれだけ。
量にして約1kgあります。料理のアクセントにちょっとずつ使うだけじゃ全然消費し切れません…。
(しかしパッと見でイクラの山盛りに見えてしまう…)

果物が大量に余ってる時はジャムにして保存するのが定番。なのでこのレッドカラントもジャムにしていきます。インターネットで検索するといくつもレシピが見つかりますし、作り方の動画も多くあるので参考になります。英語で「redcurrant recipe」で検索すると海外での調理方法も見つかります。レッドカラントは元がヨーロッパ原産とのことなので、海外ではジャム以外にもいろいろな調理方法があるようです。

調理

まず実を軸から外しゴミや傷んでいるのは除いてよく洗っておきます。
(上にある写真はすでに洗ってある状態)
ジャム作りの話の途中で食欲の無くなる情報になりますが、今回の収穫ではクモやイモムシ、小さいカタツムリが混入していました。収穫量が多いと洗うのも面倒ですが、しっかりやっておきましょう。

次に実を鍋に入れて火にかけます。ジャム作りは果物の酸味の影響を受け難いホーローの鍋を使うといいらしいです。うちにはそんなものは無いので普通の鍋で煮ていきます。
(アルミ鍋は酸に弱いので避けた方がいいようです。他の金属鍋もやや酸で溶けてジャムの仕上がりの色が悪くなるそうです)
煮ているときはこんな感じ。新しい菜箸がピンクに染まりました。洗っても染まったまま…。

さて、ある程度煮てから網で種と皮を濾してやります。
(レシピによっては種も皮も全部ジャムにするものもあります)
実は去年もレッドカラントジャムを作っているのですが、そのときは種も皮も全部濾し取りました。それはそれでジャムが出来たのですが、やはりある程度実が残っていた方が食感が生きてくるでしょう。ということで、今回は濾す量は7割程度にしてある程度実を残すようにしました。
(しかし結局煮崩れてしまうので、実の食感を活かすならその分だけ実を後入れするのもいいかも)

濾したあとはこんな感じ。まだ煮詰めていないので色がキレイ。

 その後、砂糖を入れて煮詰めてなんやかんやの後に瓶詰めしたのがこの写真。
いやぁ、煮詰めると色がだいぶ濃くなりますね。

トーストに乗せて食べてみましたが、甘酸っぱくて美味しく仕上がりました。今回、実を残すようにしたのですがそれでもあまり食感が感じられなかったです、残念。次はもう少し残すようにするかそれとも別入れにするか考えておきたいと思います。

分量

最後に今回作ったときの各材料の分量を書いておきます。
  • レッドカラント(生果実) : 1074g
  • 種と皮を濾しった後 : 664g
  • 砂糖 : 335g
ジャムの砂糖の分量は生果実の60〜90%程度が基本のようです。今回は種と皮を濾したので、濾しとった後の分量を基本に砂糖の量を決めました。計算すると砂糖の割合は335/664で50%くらい。本当は砂糖400gくらい入れようとしたんですけど、家にあった砂糖の残りがそれだけだったのでこんな分量になっています。まぁこれはこれで低砂糖仕立てということで…。
(長期保存をする場合は砂糖は多めにしておくと安心です)

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