電子辞書EX-wordのちょっとした小ネタ

調べものをするときに電子辞書として2014年に発売されたCASIOのEX-word XD-U9850を使っています。
XD-U9850 - 専門 - 電子辞書 - CASIO

そこで使っていて思いついたり見つけたりした小ネタをいくつか紹介してみたいと思います。

USB給電

この機種ではUSB-ACアダプターとUSBケーブル(USB-microUSB)を使うことで、そこから電源を取ることが出来ます。そうすると電池が減る心配が少なくなるので、例えばオートパワーオフまでの時間を長く設定して常にすぐに検索出来るようにするといった使い方も出来ます。パソコンで調べものをしているときに、脇に電子辞書を置いておいてゆっくり辞書の方を読むといった使い方も出来るでしょう。
電池が切れる心配が(ほぼ)なくなるというのは、結構使っていて気分的な違いが出てきます。
(注意 : USB"充電"ではなく"給電"なので、セットしてある電池の充電は出来ません)


「シフトキー」を使って辞典/モードキー下段の辞典を選ぶ

辞典/モードキーを使うと、すぐにそれに割り当てられている辞典を開くことができます。
上の写真で「リーダーズ/英和大」のキーを押すと、「リーダーズ英和辞典」が開きます。そしてそのまま続けて同じキーを押すと、「ジーニアス英和大辞典」が開きます。
これはこれで便利なのですが、「ジーニアス英和大辞典」の方を使いたい時に2回キーを押すのは若干煩わしいです。

そういった場合、この機種では「シフトキー(下の写真)」を一回押してから「辞典/モードキー」を押すことで、下段に書かれた辞典をすぐに開くことが出来ます。
さて、下段の辞典を開くのに同じキーを二度押すのと、シフトキーを押してから辞典/モードキーを押すのでは、キーを押す回数は同じです。これでは特にメリットが無いように思えますが、この方法の利点は一回目にキーを押した段階で使わない辞典を開く必要がないということになります。

「リーダーズ/英和大」キーを押す場合について考えてみます。
辞典/モードキーでは
  リーダーズ英和辞典→ジーニアス英和大辞典
という開き方になります。
これがシフトキー→辞典/モードキーでは
  ジーニアス英和大辞典
がすぐに開きます。このようにわざわざ使わない上段の辞典を開かなくても済むという利点がうまれます。

これが最も有効に働くのは「ジーニアス和英辞典」を使う時でしょう。少し話が変わって来ますが、この機種では単語を入力して検索している状態で別の辞典キーを押すと、その検索語をそのまま別の辞典に渡すことが出来ます。
例えば、デジタル大辞泉で「温暖化」と入力した状態で、「ブリタニカ/漢語林」キーを押すと検索語の「温暖化」がブリタニカ事典に渡せます。
ただ検索語が日本語の場合、それを英語辞典に渡すことは出来ません。反対に英単語を検索している場合には日本語辞典に渡すことは出来ません。 そしてジーニアス和英辞典は「ODE/和英」キーから呼び出せるのですが、一回目ではODE(オックスフォード新英英辞典)が開きます。和英辞典に日本語を渡して検索しようとしてもODEが呼び出された時点で検索語が消えてしまうのです。
そしてこれは「シフトキー」と組み合わせて辞典を呼び出す方法を取ることで直にジーニアス和英辞典が呼び出せるため、そのまま検索語を渡すことが出来るようになります。
検索語を別の辞典に渡すにはジャンプ機能を使えばいいのですが、こういった方法もあるというお話でした。

「シフトキー+訳/決定キー」を使ってマーカー単語帳を呼び出す

辞典で特定の項目を調べているときにそれをマーカー単語帳に登録したい場合は、ディスプレイ左横の単語帳アイコンをタップします。
それと同様の働きをするものとして「シフトキー」と「訳/決定キー」を押すというものがあり、この方法でもマーカー単語帳登録画面に飛べます。


こちらの方法の方がディスプレイに手を伸ばす必要がないわけですが、まぁ使いやすい方を選べばいいかと思います。
 
他にもいくつか小ネタ的なお話はあるのですが、個人的にはほとんど使うことがない機能だったりするので今回のお話はこんなところで締めたいと思います。


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