Python turtle graphics : turtleの進行していく角度の設定(right, left, setheading)

Turtleの進む角度の設定について

Turtleの進む方向(方角)を指定するためのメソッドがいくつかあります。指定した角度だけ回転させるメソッドと、指定した任意の角度へ回転させるメソッドなど。
回転させるメソッドはそれだけでは単にturtleが回転するだけなので、任意の方向へ進ませる場合は前進などのメソッドと合わせて用いることになります。

ここではturtleを回転させる基本的なメソッドを紹介していきます。

右方向へ回転させる

  • turtle.right()
のメソッドによりturtleを右方向へ回転させることが出来ます。引数として回転させたい角度を与えます。
省略した書き方として
  • turtle.rt()
という書き方も出来ます。
なお回転させた後はその角度を向いたままになるため、再度このメソッドを実行するとさらにその角度だけ回転することになります。
例えば
turtle.right(30)
turtle.right(25)

と実行すると、turtleは30+25で55度右向きに回転することになります。

左方向に回転させる

turtle.right()とは逆に左方向に回転させるメソッドに
  • turtle.left()
があります。こちらも引数として回転させたい角度を与えて用います。
省略形は
  • turtle.lt()
となります。

なお、turtle.right()に負の角度の値を与えることでも左方向に回転させることが出来ます。
逆にturtle.left()も負の角度の値を与えれば右方向に回転させることが出来ます。

任意の角度へ回転させる

turtle.right()、turtle.left()では引数に与えた角度だけ回転しますが、任意の角度へ直接回転させることは出来ません。
引数に任意の角度を与え、turtleをその角度に向かせるには
  • turtle.setheading()
を用います。
例えば、120度の角度に向かせるには
turlte.setheading(120)
とします。

また、turtle.setheading()の省略形は
  • turtle.seth()
です。

向いている角度を確認

turtleが向いている角度を確認するには
  • turtle.heading()
を用います。実行するとその時のturtleの向いている角度が返って来ます。
これを実行するとき引数は与えません。

その他

ここで紹介したものの他にもturtleの角度が変化するメソッドがあります。
円を描くメソッドや、ホームポジションに戻るメソッドなどがそれとなります。
また、turtleの向く角度だけ変化させ、進行する方向は変化させないというメソッドもあります。
網羅的に書いていくと長くなってしまうので、それらの紹介はまた別の機会にします。


まとめページ

Python turtle graphics まとめ

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