Linux(Ubuntu9.04)で動画編集

最近はYoutubeとかニコニコ動画とかで個人が編集した動画が多く公開されていますね。というわけで、自分でも動画を公開したいと思い、Linuxで動画編集を試みたわけですが…。

素材は、デジカメで撮った動画です。

Windowsなら動画編集用に結構便利なソフトや、高機能なソフトが豊富なんですけど、Linuxだと「これだ!」っていうソフトを探すのが大変です。

Linuxでも動画編集のソフト自体はたくさんあるんです。あるんですけど、コマンドラインベースでオプションを調べるのが面倒だったり、使い方が分からなかったりと、やる前から挫折しそうな感じでした…。
まずはUbuntuの標準パッケージに入っている編集ソフトを適当にインストールしてみて、いろんな解説サイトを参考にしていろいろやってみました。なにしろ、Linuxで動画編集するってのがWindowsでやっている人と比較してかなり少数派なので、情報を集めるだけで一苦労。

実際にソフトを使ってみても、意味不明のエラーに何度泣かされたことか…。

意外に苦労したのが字幕の作成。日本語だと文字コードの違いで文字化けになったり、ある再生ソフトだとちゃんと表示されるのに、別の再生ソフトだと文字化けしたりと試行錯誤を繰り返し…。
字幕については、結局一度字幕を画像形式に変換して、それを動画に上書きするような方法で解決をはかりました。


出来上がった動画ファイルはYoutubeに投稿したので、そこからこちらのブログに転載しました↓


しかし、後半の音楽がひどい…。カニとかカラスの絵は以前、このブログに載せたものです(若干黒歴史)。




----------------------------------------------
今回なんとか最低限のレベルで成功したので、使用したソフトをまとめておきます。
・WinFF : 動画形式の変更に使用。デジカメの動画がmotionJPEG?とかいう形式で後に出てくるソフトで取り扱えなかったので、このソフトで形式をmpegに変更。たぶんmencoderとかでも変更可能かと。

・Kdenlive : 動画編集ソフト。動画にいろいろエフェクトをつけたり、複数の動画を組み合わせたりといろいろできます。音楽の合成も可。このソフトがなかったらLinuxで動画を編集なんて諦めていたでしょう。でも若干不安定なのが難点…。

・LMMS : 作曲ソフト。せっかく動画を編集するなら音楽も自分で作ってしまえとばかりにやってみた(玉砕)。ソフト自体はいいんですけど、いかんせん使い方が分からないのと、自分に音楽の才能がないのが痛かった…。でもとりあえず、一曲だけ作成して今回の動画に組み合わせてみました。

・Gnome Subtitles : 字幕ファイル作成ソフト。このソフトはどのタイミングで何秒間どんな文字を表示するか指定する”ファイル”を作成するソフトです。その字幕ファイルを動画ファイルに組み込んだりはしてくれません…。残念…。その操作は別のソフトにまかせることに。

・mencoder : 動画編集変換その他いろいろ出来るソフト。でもコマンドラインで使うソフトでオプションが山のようにあるため、使いこなすのは自分にはほぼ不可能。いろんなサイトを参考にさせてもらってなんとか最低限しようできるようにはなりましたけど…。で、最終的に動画ファイルと字幕ファイルを組み合わせたのがこのソフト。フォントを埋め込むときのサイズの指定で最後てこずったなぁ…。
-------------------------------------------

使ったソフトはこんなとこですね。とりあえず、こうしてLinuxでも動画編集ができました。もうちょっと工夫すれば作業工程はかなり短縮出来そうです。

それでは~。

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

Pythonのformat()を使って1桁の16進数でも2桁で出力する方法

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)