引き続きibusを試してみたときの作業記録的なお話 (Ubuntu 16.04.3)
先日のibusのブログの話の続きで、もう少し試して使ってみています。
(この前の話 : 日本語インプットをfcitxからibusに切り替えようとしたときの作業記録(Ubuntu 16.04.3) )
今回も結論から言うと、ibusでもほぼ使い難いということは意識せずに、普通に日本語入力が出来るところまで持ってこれました(あくまでも自分の個人的な使い方の範疇において)。操作状況を動画にすると以下のような感じになります。動画中で入力している文章ではなく、日本語入力の切替(Shift+Spaceを切替設定に割り当て)について見ていただければと思います。
さて結論や動画はひとまず置いておいて話を始めていきます。
指摘を頂いたりWebで調べていると、どうも英語入力と日本語入力を切り替えて使うだけなら、入力ソースで「英語」と「日本語(Mozc)」を行ったり来たりする必要はなくて、Mozcだけに固定したままでいいようです。
Mozcの入力モード自体に
ibus自体には"入力ソース"を切り替えるキーボード・ショートカットがあるので、それを使って「英語」と「Mozc」を切り替えることは出来ます。他の中国語や韓国語などのIMEを追加していけば、それらを切り替えながら使うということも出来ます。
ただ、先日のブログの話で挙げたように
そして、これはMozc側のモードチェンジにより英語と日本語入力を切り替えればほぼ解決することになります。
というあたりまでは、アタマの中でストーリーが組み上がったわけですが、実際にそのMozc側のモードチェンジがスムーズに出来ないのであれば実用的とは言えません。ということで、そのあたりを詰めていってみることにしました。
で、なんやかんやでアレコレやってみた結果として、以下の設定になりました。
これMozcのキー設定の画面なんですけど、そこに
自分は英語キーボードを使っていて、またよく紹介されている「Ctrl Space」では都合が悪いのでこのショートカットを割り当ててます。日本語キーボードなら「半角/全角」に割り当てるカタチになるんじゃないでしょうか?
またその他に変換中の設定に対しても「IMEを無効化」を割り当てたり、「キャンセルしてIMEを無効化」の設定を割り当てる方法もあったりするようです。まぁどんなやり方がもっとも適しているかは実際に使ってみて確認する必要があるかと。
以下の区切り内は、その設定に行き着くまでのお話
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地味に手間取ったのが、どうもこのキー設定追加の変更がうまく有効になってくれない場合があったってのがあります。新しい設定を有効にするには一度入力したいソフト(エディタやブラウザなど)を終了して、もう一度起動し直す必要があるようです(全ての設定でその必要があるのかは不明)。ただそれでも設定が有効にならずに、mozc-serverやibus-daemonを強制的に再起動させたりなどいろいろやってみたりしてました。なんで設定が有効にならないのか分からず、結局ログインし直したりパソコンを再起動させたらあっさり有効になってたりなんてことも。
まぁこのへんはibusやその周りのシステムを把握できていればもっとスムーズに対処出来るんでしょう。自分はそこまではまだまだ全然出来ません😞
あとは「IMEを有効化(or 無効化)」の意味がよく分からなかったってのもあります。自分の場合、ibusの入力ソースに「日本語(Mozc)」と「英語」を設定しています。その状態でIMEを無効にしたらMozcが無効になって「英語」の入力ソースになってしまうのでは?なんて思ったりもしましたけど、どうもそうはならないみたい。
(そもそもここで紹介している使い方の場合は、「英語」の入力ソース自体無くてもいいようですが)
結局のところIMEの有効/無効の意味はよく分かりませんでしたが、問題なく使えるならまぁこれでいいだろう的なところに落ち着きました(必要に応じて調べるかも知れない)。
それと「ひらがなに入力切替」という設定もあってしばらく「この設定なら日本語入力が有効になるだろう」と思って、それを試すのにも時間を取られました(結局この設定ではうまくいかず)。
とりあえず言えることは、設定がちゃんと出来ているのにまったく機能しない状況になったら、まずはログインし直すというのが安全策だということです(もしかしたら再起動も)。「なんでこの設定でうまくいかないんだ?」と思って、次々に設定をいじってしまうと自分の環境がシッチャカメッチャカになってしまいやすいです。確実に設定が有効になる状態にして確認しながら進めていくのが、確実かつ時間もトータルで見れば短くできるでしょう。
(まぁいっそ環境なんて元に戻せないレベルまでふっ飛ばすくらいでやってOSの再インストールを繰り返したりすればいろいろ経験も積めるんですが、大切なデータもふっ飛んだり時間もやたらかかったりするんでオススメはしないです)
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さて、これでおおよそibusでの入力も不都合なく出来るようになったかなと思います。fcitxで使っている場合との違いと言えば、
なおibus-setupツールではその他にいくつか設定項目があるんですが、設定を変更しても違いが分からなかったりGNOME側の設定の方が優先されたりとちょっと挙動がよく分からない…。
前回のブログの話も含めてなんやかんやありましたが、なんとかibusとMozcの組み合わせでも通常通りの日本語入力の使い方が出来るようになったと思います。一番初めの動画で見れるように、直接入力と日本語入力ではトップパネル上で「A」と「あ」が切り替わるだけで、これでは少々現在の入力モードが分かりにくいです。このへんはGNOMEの設定や拡張機能あたりを探せば何かいい方法が見つかるかも知れないです。
あとは次期UbuntuのリリースでGNOMEがデスクトップ環境になるそうなので(17.10から?)、もしかしたらそのへんで状況が変わってくるかも?なんて思ったりはします。
(現在の最新の17.04もほぼ試してもいないですけども…)
(この前の話 : 日本語インプットをfcitxからibusに切り替えようとしたときの作業記録(Ubuntu 16.04.3) )
今回も結論から言うと、ibusでもほぼ使い難いということは意識せずに、普通に日本語入力が出来るところまで持ってこれました(あくまでも自分の個人的な使い方の範疇において)。操作状況を動画にすると以下のような感じになります。動画中で入力している文章ではなく、日本語入力の切替(Shift+Spaceを切替設定に割り当て)について見ていただければと思います。
さて結論や動画はひとまず置いておいて話を始めていきます。
指摘を頂いたりWebで調べていると、どうも英語入力と日本語入力を切り替えて使うだけなら、入力ソースで「英語」と「日本語(Mozc)」を行ったり来たりする必要はなくて、Mozcだけに固定したままでいいようです。
Mozcの入力モード自体に
- 直接入力、ひらがな、カタカナ、半角英数、…
ibus自体には"入力ソース"を切り替えるキーボード・ショートカットがあるので、それを使って「英語」と「Mozc」を切り替えることは出来ます。他の中国語や韓国語などのIMEを追加していけば、それらを切り替えながら使うということも出来ます。
ただ、先日のブログの話で挙げたように
- 入力切替時のポップアップの抑制
- Mozcの初期状態の維持
そして、これはMozc側のモードチェンジにより英語と日本語入力を切り替えればほぼ解決することになります。
というあたりまでは、アタマの中でストーリーが組み上がったわけですが、実際にそのMozc側のモードチェンジがスムーズに出来ないのであれば実用的とは言えません。ということで、そのあたりを詰めていってみることにしました。
で、なんやかんやでアレコレやってみた結果として、以下の設定になりました。
これMozcのキー設定の画面なんですけど、そこに
- 「直接入力」 に対して 「IMEを有効化」
- 「入力文字なし」 に対して 「IMEを無効化」
自分は英語キーボードを使っていて、またよく紹介されている「Ctrl Space」では都合が悪いのでこのショートカットを割り当ててます。日本語キーボードなら「半角/全角」に割り当てるカタチになるんじゃないでしょうか?
またその他に変換中の設定に対しても「IMEを無効化」を割り当てたり、「キャンセルしてIMEを無効化」の設定を割り当てる方法もあったりするようです。まぁどんなやり方がもっとも適しているかは実際に使ってみて確認する必要があるかと。
以下の区切り内は、その設定に行き着くまでのお話
-----------------------------------------------------------------------------
地味に手間取ったのが、どうもこのキー設定追加の変更がうまく有効になってくれない場合があったってのがあります。新しい設定を有効にするには一度入力したいソフト(エディタやブラウザなど)を終了して、もう一度起動し直す必要があるようです(全ての設定でその必要があるのかは不明)。ただそれでも設定が有効にならずに、mozc-serverやibus-daemonを強制的に再起動させたりなどいろいろやってみたりしてました。なんで設定が有効にならないのか分からず、結局ログインし直したりパソコンを再起動させたらあっさり有効になってたりなんてことも。
まぁこのへんはibusやその周りのシステムを把握できていればもっとスムーズに対処出来るんでしょう。自分はそこまではまだまだ全然出来ません😞
あとは「IMEを有効化(or 無効化)」の意味がよく分からなかったってのもあります。自分の場合、ibusの入力ソースに「日本語(Mozc)」と「英語」を設定しています。その状態でIMEを無効にしたらMozcが無効になって「英語」の入力ソースになってしまうのでは?なんて思ったりもしましたけど、どうもそうはならないみたい。
(そもそもここで紹介している使い方の場合は、「英語」の入力ソース自体無くてもいいようですが)
結局のところIMEの有効/無効の意味はよく分かりませんでしたが、問題なく使えるならまぁこれでいいだろう的なところに落ち着きました(必要に応じて調べるかも知れない)。
それと「ひらがなに入力切替」という設定もあってしばらく「この設定なら日本語入力が有効になるだろう」と思って、それを試すのにも時間を取られました(結局この設定ではうまくいかず)。
とりあえず言えることは、設定がちゃんと出来ているのにまったく機能しない状況になったら、まずはログインし直すというのが安全策だということです(もしかしたら再起動も)。「なんでこの設定でうまくいかないんだ?」と思って、次々に設定をいじってしまうと自分の環境がシッチャカメッチャカになってしまいやすいです。確実に設定が有効になる状態にして確認しながら進めていくのが、確実かつ時間もトータルで見れば短くできるでしょう。
(まぁいっそ環境なんて元に戻せないレベルまでふっ飛ばすくらいでやってOSの再インストールを繰り返したりすればいろいろ経験も積めるんですが、大切なデータもふっ飛んだり時間もやたらかかったりするんでオススメはしないです)
-----------------------------------------------------------------------------
さて、これでおおよそibusでの入力も不都合なく出来るようになったかなと思います。fcitxで使っている場合との違いと言えば、
- 言語バーが出てこない
- トップパネルのibusの切替表示が地味
なおibus-setupツールではその他にいくつか設定項目があるんですが、設定を変更しても違いが分からなかったりGNOME側の設定の方が優先されたりとちょっと挙動がよく分からない…。
前回のブログの話も含めてなんやかんやありましたが、なんとかibusとMozcの組み合わせでも通常通りの日本語入力の使い方が出来るようになったと思います。一番初めの動画で見れるように、直接入力と日本語入力ではトップパネル上で「A」と「あ」が切り替わるだけで、これでは少々現在の入力モードが分かりにくいです。このへんはGNOMEの設定や拡張機能あたりを探せば何かいい方法が見つかるかも知れないです。
あとは次期UbuntuのリリースでGNOMEがデスクトップ環境になるそうなので(17.10から?)、もしかしたらそのへんで状況が変わってくるかも?なんて思ったりはします。
(現在の最新の17.04もほぼ試してもいないですけども…)
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