カメムシ襲来!(秋の風物詩)

秋と言えば比較的温かい日にどこからともなくカメムシがやってきます。今年も例にもれず、先日網戸に何匹かくっついていました。

カメムシについて簡単に解説しておくと
カメムシはカメムシ科の昆虫の総称で、キンカメムシ、アオクサカメムシ、ナガメなどがいます。俗称としてはヘッピリムシ、屁こき虫、クサムシなどがあります。個人的にはヘッピリムシという呼び名をよく耳にします。またその俗称から分かるように、触ると悪臭を放つ虫です。家の中に入ってきたのを捕まえようとするとすぐ悪臭を放つので、なかなか厄介です。一度悪臭を出されると、カメムシを外に放り出してもしばらくは臭いが残ってしまいます。
ちなみに英語では「stink bug」と呼ばれています。「stink」は悪臭という意味でもあります。 その悪臭の主成分はヘキサナール(青臭さ)、トランス-2-ヘキセナール(草や葉の匂い)のようです。臭い成分に関しては諸説あるようで、カメムシの種類によっても違うのかも知れません。詳しくはカメムシや臭い成分分析の文献や論文を調べる必要があるでしょう。

簡単に臭い成分について触れておくと、ヘキサナールは分子モデルで表すと次のようになります。
高画質版をYoutubeにアップロードしています。
3D分子モデル : ヘキサナール / Hexanal - YouTube

またトランス-2-ヘキセナールに関しては以下のようになります。
高画質版はこちら
3D分子モデル : トランス-2-ヘキセナール / trans-2-Hexenal - YouTube

両方の分子ともに炭素原子が6つ、酸素原子が1つと構造が似ていますが、結合が若干異なります。

さてカメムシのお話に戻ると、秋は越冬のため人家に飛来することはあるそうです。外に洗濯物や布団を干しておくと、それにくっついて洗濯物などを取り込んだときに一緒に室内に入ってしまうということもあります。

※以下、カメムシの写真や動画があるので、嫌いな方は読むのはここまでにしておいた方がいいでしょう…





さて、いつもは見つけたらすぐ外へ逃がすだけですが、ちょっと捕まえてその様子を見てみることにしました。網戸に張り付いているカメムシを空いているペットボトルに捕まえました。アップで撮るとこんな感じ。結構たくましい。

捕まえたときの様子の動画はこちら↓

ペットボトルに入れティッシュで簡単にフタをしただけだったので、やっぱり結構臭かったです。動画の後半、やたらカメムシが動きまわっています。調べてみると、カメムシ自身も自分の臭いが苦手らしいのでそれで逃げまわっていたのかも知れません。なかなかおもしろいですね。
最後にはカメムシは外に逃しましたが(動画8分30秒くらいから)、しばらくは家に入り込んでしまう日々が続きそうな感じです。

<参考資料>
デジタル大辞泉、ブリタニカ国際大百科事典
カメムシ - Wikipedia
ヘキサナール - Wikipedia
トランス-2-ヘキセナール - Wikipedia

<使用ソフト>
3D分子モデル作成にはAvogadroというオープンソースのソフトを使用しています。
Avogadro - Free cross-platform molecular editor - Avogadro
ブログでも以前紹介しています(といっても2008年と結構昔…)。
分子モデリングソフト Avogadro を使ってみる

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