[linux] preloadによるアプリケーション起動高速化(失敗?)

Linuxにpreloadというよく使用するアプリケーションの起動を高速化してくれるソフトがあります。
Ubuntu9.04だとパッケージが用意されているので、Synapitcからインストールできるので、ちょっくらインストールしてみました。

preloadはバックグラウンドで動作して、ユーザーがどういうアプリケーションを使用しているかチェックしてそれを元に、起動時によく使うアプリケーション類をメモリのキャッシュに読み込んで、アプリケーションの起動を高速化します。ハードディスクから読み出すより、メモリから読み出す方が早いですからね。その分、起動時にハードディスクからメモリに読み込む必要がでてくるので、PCの起動は若干遅くなってしまいます。起動時間をちょっと我慢して、作業速度を上げるみたいな使い方ですね。


preload自体、学習型の高速化ソフトなので、導入後にしばらく使っていって、自分がどんなアプリケーションをよく使うか覚えさせないと効果が実感できません。

というわけで、ここ一週間使っていたんですけど、若干Firefoxの起動が早くなったかなぁ?と感じるようになりました。


しかし、ここ数日、PCを使っているときに、CPUやハードディスクへの負荷が周期的に高くなる現象が起こり始めるようになってしまいました…。
システムモニタで確認すると、
 ・CPUの負荷が約50%
 ・ハードディスクの読み出しの負荷?が30~60%
で、負荷がかかる周期が20~25秒毎でした。

この負荷が結構PCの性能を使用しているようで、負荷がかかった状態だとFirefoxで動画見ていても、動画がカクカクな再生になってしまい、酷いときは日本語入力でさえもまともにできないほど。PC操作をほとんど受付なくなることも…。

負荷が高いので、topコマンドで原因がわかるかなぁ?と思ったんですけど、CPUに負荷がかかっているのは分かるんですけど、どのプロセスがそれだけの負荷を使用しているかは表示されませんでした(なんでだろう?)。

しかし、preloadを導入した時期や、動作が重くなる周期がpreloadのプロセス記録周期(20秒)とほぼ一致するので、原因をpreloadと考えて一度削除してみました。その後、再起動してからは、周期的な負荷がかかることはなくなりました。一応、これで解決したのかな?しばらく様子を見てみることにします。


しかし、Webで情報を探しても、同様の現象が起きているということは見つからなかったので、自分の環境と相性が悪かったのかなとも思います?あと、preloadはプロセス記録周期とかキャッシュにどれだけメモリーを使用するか調整できるので、ひょっとしたら調整次第でちゃんと使用できたのかもしれません。ただ設定が面倒だったので、今回は削除という形にしました…。

う~ん、なかなかLinuxというかPCをうまく操作するのは難しいですねぇ…。

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