読書日記 片山憲太郎 「紅」

さて、以前買ったまま放置、机の上の本の山に埋もれていたライトノベルを発掘して読んでみました。

片山憲太郎 「紅」
集英社スーパーダッシュ文庫

表紙のデザインというかイラストが以前から気になっていたのと、書店で長い間平積みで置いてあったので、「これでハズレということはあるまい」と買ったものです。まぁ、仕事終わりで疲れて帰ってくると、ライトノベルでも読む気力がなくなってきた今日この頃なので、いままで放置していたわけです。で、今回の三連休、ちょっと時間ができたので読んでみました。

なかなかおもしろいですね、これ。そういえばアニメ化されているとかネットで見たことがありますけど、アニメ化されるのも頷ける良作です。まぁライトノベルっぽい感じでちょっと設定がはっちゃけてますけど、それも含めて続きが気になります。

でもね…、この作品を友人とかに勧められるかっていうと…、ムリです…。
だってヒロイン(?)が7歳って…。しかも、作品の世界観が現実世界からちょ〜と外れているってものあるし、ライトノベルにしてはエログロい感があるんで…。
あぁ、予備知識なしでこの作品を他人に読ませたら、間違いなく初めの50ページくらいでボクがロリ○ン認定されかねない…。お勧めしたいけど、勧める人を間違えたら弁解するのが面倒になるなぁ…。


簡単なあらすじ
主人公 紅 真九朗(くれない しんくろう)
高校に通いながら揉め事処理屋という仕事をしている。彼の過去は物語が進むに連れて次第に明らかにされていくが、幼少時に心に深い傷を負っている。その後、様々な人に支えられて何とか持ち直したかのように見えたが、未だにその傷を引きずっている。その傷のせいもあり、生きる目的が希薄な青年。

ヒロイン? 九鳳院 紫(くほういん むらさき)
九鳳院という大財閥でありながら特殊な家庭で過ごす。7歳であるが、家庭の事情で学校には通っていない。かなり気が強いというか、物事にまっすぐ向かっていく性格。ただし、ほとんど世間にはでないので、一般常識があまりない。とある事情で真九朗とともに生活することになる。

さて、その他の登場人物としては主人公の幼なじみとか、お姉さん役とかアパートの住人とかいろいろ濃い人たちが出てきます。

紫に関しては主人公にとってはヒロインというより、妹もしくは娘みたいな感じですかね?まだ一巻しか読んでないので、今後の展開が気になるところですが…。

心に傷を負っている真九朗が、何事にもまっすぐ向かっていく紫とともに困難に巻き込まれつつも成長していく過程が描かれています。そして紫もまた、そんな真九朗と接することで成長していきます。

主人公が揉め事処理屋ということで、結構危険なシーンも出てきます。揉め事っていっても千差万別みたいで、ちょっとした人間関係のトラブルから、戦闘のプロも出てきてそれ普通に死んじゃうよってなシーンもあります。

さてさて、二人の関係はどうなることやら…。しかし、紫は7歳だしなぁ…、ラストですんなり結ばれるとかちょっと考えずらいので、作者がどうやって話をまとめるか楽しみですね。

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