[詩] この坂の向こうに君はいるの?

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この坂の向こうに君はいるのだろうか?どこまでも続く坂。そう、きっと終わることのない坂道の先に君はいるのだろう。いつも僕は君の横顔だけを眺めていた。ただ、眺めているだけだった。声をかける勇気もなかった。そう、そんな僕では、どれだけ進んでも君の居る場所には辿り着けることはできない…。


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この池の向こうに君は居るのだろうか?僕は君の後を追ってずっと池のまわりを回る。そして君はそんな僕を嘲笑うかのように、僕の先をずっと歩いている。この池に飛び込んで向こう岸まで泳ぎ切るくらいの勇気がなければ、君の元には辿り着けない…。



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この道の先には君が居る。それだけは確かにわかっている。わかっているのだけれど、僕のこの足は一歩も動かない。前に進まないと君には会えないとわかっていても、この足は一歩も進まない。たった一歩、進めばいい。あとはどんどん進んでいけるはずだ。でも、僕は情けないくらいに何もできない…。


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いつか、君とこんな風に一緒にボートに乗りたかった。でも、僕は君のそばに行くことはできなかった。どうしても足が進まなかった。そう、進めたはずなのに進めなかった。自分で自分の存在を呪いたくなってしまう。あぁ、いつから僕はあきらめてしまったのだろうか…。そして、いまこの先の道には何かあるのだろうか…。今の僕には何もわからない…。

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