指切り…

たまには国語の勉強をしようと思います。
子供が日常で相手に約束を守るように念を押す言葉

「指切りげんまん、ウソついたらハリセンボン飲〜ます」

これを、分解して考えてみます(辞書を引いてもあんまり意味が出てこなかったので、いくつかのサイトを参考にしています)。

・指切り : 文字通り、指を切ること
・げんまん : 漢字で書くと拳万。つまり拳で一万回殴ること
・ハリセンボン飲ます : 魚のハリセンボンではなく、針を千本飲ませること

えーと…、どれもこれもイヤ過ぎます…。特に「げんまん」と「ハリセンボン飲ます」は命を落としかねないです…。

それから、「針千本なんて現実的に飲ませられるわけがないじゃない」と思われるかも知れませんが、これについて真面目に考えてみましょう。
針と言えば、普通は裁縫に使う針を表すと思います。あんなもの千本も飲めません。
では、ホッチキスの針ならどうでしょう?あれは一塊で100本くらいあるそうです。10塊で千本ですから、飲もうと思えば飲めます。
もっと細かい針だと、シャレにならないですがアスベストがあります。アスベストは長さ数マイクロメートル、知らず知らずのうちに飲んでしまっているケースが多いです。
それから、カーボンナノチューブ。太さ1nm(?)、長さは作成方法による。これが針に分類できるか分かりませんが、STMやAFMの短針として利用するとかいう研究があったと思うので、針と考えてもよさそうです。これだけ小さいと、たとえ千本飲んでも気がつかなそうです。でも、アスベストと同様に、数年、数十年先に健康被害がでるかも知れませんが…。

まぁ、拳で一万回殴られるのが、一番物理的に痛そうですが…。

と、このように「指切りげんまん」には、相手を死に追いやるような酷い言葉が入っています。これを子供たちが当たり前のように使っている現実…。そして、特に意味を考えないで子供たちに教える大人たち…。
ゲームが暴力的だとか議論する前に、こういう暴力的な言葉も議論する必要があるのでは?
なんて思う今日この頃。

えぇ、もちろん、「指切りげんまん」って言葉通りそうするってわけじゃなくて、ウソついたらそれくらいは覚悟しとけよっていう比喩表現(?)なんでしょうけどね〜。


-参考サイト-
http://gogen-allguide.com/yu/yubikirigenman.html
http://netafull.net/neta2006/016841.html

STM, AFMの短針について

先端は原子レベルで細いです。

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