精神と肉体…

さて、精神と肉体とは完全に区別できるモノなのであろうか？
精神構造を作り上げている脳が肉体である以上、区別などできない。
例えば、肉体に必要な栄養が足りなくなれば、当然体は動かなくなるし、脳の働きも鈍くなる。そうすると、脳の働きに影響されて精神活動も鈍くなってしまう。

しかし、精神と肉体の完全な区別ができなくともある程度の区別は可能である。
自分としてはインターネットの世界が、まさに人間の精神により作り上げられたものであると考えている。

例えば、いま流行りだかどうだか知らないが、「Second Life」などの仮想世界は精神を入り込ませられる可能性がある。
現段階では、いちいちキーボードを打ってコメントを書いたり、マウスであっちに動け、こっちに動けとやらないといけないので、それほど精神を入り込ませることはできない。
しかし、もし仮想世界の映像を脳組織に直接投影し、自分の思考を直接インターネットに流すことができるようになれば、精神はインターネット上に存在することが可能となる、と考えられる。

映画「マトリックス」では、まさにそのような世界だったわけだが…。

では、果たして人間はそのようなインターネットに精神を移すことを選択するかどうかだが…。

現実世界では人間はこの宇宙を支配する物理法則に則って行動することしかできない。しかし、インターネットの仮想世界では物理法則など好き勝手に変更できる。「Second Life」では空を飛ぶことが可能だしね。体なんかも自分の好きなように変更することが可能になる。
ある意味、人間が新しい宇宙を作り上げるということになる。

さて、そこまで技術が進んだとして、人間が自ら作り上げる世界に精神を移してしまうかどうかだが…。移したら移したで、そこで進化が止まってしまうような気がしないでもないような…。よくわからん。




果たして、人間が作り上げた宇宙には神は存在するのであろうか？