読書日記 米澤穂信 「犬はどこだ」

久しぶりに推理小説を読みました。
創元推理文庫 米澤穂信 「犬はどこだ」
英題は "THE CITADEL OF THE WEAK"

米澤穂信さんといえば、作家デビュー前はWebサイト上にに小説を掲載されていたそうです。
代表作といえば
  • さよなら妖精
それから、古典部シリーズに小市民シリーズがあります。学園を舞台とした日常的な謎を扱う作品が多いです。

今回読んだ「犬はどこだ」は2005年出版で今年(2008年)文庫化されたものですが、舞台は学園ではなく地方都市の探偵事務所が舞台となっています。探偵事務所とはいっても、都会で会社員をしていた主人公がとある事情で田舎に戻って探偵事務所を開設するところから始まります。
作者自身がWebサイトで小説を書いていただけあってか、ストーリーの中にもネットに関連した話がいくつか出てきます。それが結構重要なキーになっていたり…。

最後まで読んだ感想としては、「わかりやすい」話ではないです(いい意味で)。なんというか、実際の探偵ってのもわかりやすい事件ばかりじゃないんだなって感じというかなんというか…。まぁ、ラストまで読んでもらえばわかるかと思います。

それから、この「犬はどこだ」もシリーズかされるんでしょうね。結構散りばめられた伏線というかが多いですから。今後、どんな展開となるか楽しみです。


そういえば、古典部シリーズの「クドリャフカの順番」が2008年5月に文庫化されたみたいですね。それに今年は小市民シリーズの続きも出る予定なようで…。先日の桜庭一樹さんの「荒野」もあるし、読みたい本が多くてどれから読めばいいのやら、うれしい迷いです。


<追伸>
週末、鎌倉に行ってきました。人生2度目の鎌倉です。感想はキーワードでまとめると
  • わらび
  • うどん
  • レベルアップしたSuica
みたいな感じです。うむ、なんだかわかりませんねwww

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)

Pythonのformat()を使って1桁の16進数でも2桁で出力する方法