gnuplotで角度を度またはラジアンに設定する方法

gnuplotの角度の扱いについて

gnuplotではデフォルトでは角度はラジアンとして扱われます。ただ角度と言えば度(°)で表す方が馴染みがある場合や、読み込みたいデータファイルのデータが度で角度を表している場合などもあるでしょう。また極座標プロットの場合は度の方が使いやすいかも知れません。そして、そのような場合にはanglesという設定を切り替えることで、ラジアンと度を切り替えることができます。

例外

角度の設定の例外として、hyperbolic(双曲線)関数、Bessel関数では角度が度、ラジアンのどちらの設定でもラジアンとして扱われるようです。詳しくはドキュメントを参照して下さい。

角度の設定方法

インタラクティブモードにおいて
gnuplot> show angles

とすると現在の角度の設定を確認出来ます。デフォルトでは「Angles are in radians」というようにラジアンになっていると表示されます。
これを度に設定したい場合は
gnuplot> set angles degrees

とします。またラジアンに戻す場合は
gnuplot> set angles radians

とします。

使用例

角度を度に設定して、x軸を0〜360°としてSin、Cos関数をプロットするには以下のようにします。
gnuplot> set angles degrees
gnuplot> set xrange [0:360]
gnuplot> plot sin(x), cos(x)



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