Emacsのクリップボード機能が微妙に変わっていたというお話(Linuxの場合)

Emacsのドキュメントをちらほらと見てたら、クリップボードの使い方について書かれている部分がありました。
個人的にはこれまで特に意識せずに普通のエディタと同じようにコピーアンドペーストしてたんですが(キーバインドは独特ですが)、こうしてドキュメントを読んでみると結構気付かされることが多いですね。

以前のEmacsだと(バージョン24以前?)、クリップボード機能はprimary selectionという機能で行っていたが、現在ではクリップボード機能で行うのがデフォルトだとかなんとか。
primary selectionっていうのは、LinuxというかX Window Systemで選択されたテキストをマウスの中クリックを使ってペーストするのに使われる機能ですね。これだとマウスの操作だけでコピーアンドペーストが出来るのであると便利な機能です。
さて、通常のアプリケーションだとコピーアンドペーストではコピーアンドペーストではクリップボード機能が用いられていて、prymary selectionはそれとは別個に存在する機能。思い返してみると、以前のEmacsだとコピーアンドペーストのやり方がなんか独特だったような覚えがあるのですが、もうあまりよく覚えてはいないです😉

Emacsで現在はコピーアンドペーストにクリップボード機能を使うといっても、当然ながらprimary selectionは別個に存在しているわけで併用して使うことは可能なわけです。
(最近ではシステムによってはデフォルトではprimary selectionは無効に設定されているなんて話はちらほら聞きますが、どうなっていきますかね?)

またEmacsはごりごりとカスタマイズして使うソフトなので、この機能も以前のものに設定することも出来るようです。


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