タイムラプス動画作成で必要な基本的な計算について

これまで結構タイムラプス動画を作ってYoutubeにアップして来ました。



で、タイムラプス動画を作る上で必要な計算がいくつかあります。カメラの設定やら動画編集ソフトの使い方などは話がややこしくなるので置いておくとして、今回は基本的な計算について簡単に紹介していきます。

撮影写真数の計算

タイムラプス動画では、基本的には数秒ごとに写真を撮影して、出来上がった数百枚、数千枚の写真ををつなげて動画にします。 では、何時間撮影すればいったい何枚の写真が出来上がるでしょうか?

計算するにあたり、まず始めに何秒置きに写真を撮影するか決めます。仮にこれを「t秒」としておきます。次に何分、何時間撮影するのかを決めます。これは分で表すとして「T分」としておきます。

そして実際の撮影コマ数はどうなるかと言うと、
  • 撮影写真数 = 60 × T / t
と表すことが出来ます。説明すると、60*Tで撮影総秒数を計算して、それを撮影間隔のt秒で割ることで計算しています。
Tが10分、tが5秒とすると
  • 撮影写真数 = 60 × 10 / 5= 120
となり120枚の写真が撮影されることになります。これが3時間で、tが10秒だとした場合はTは3 × 60となるため
  • 撮影写真数 = 60 × 3 × 60 / 10 =  1080
となり1080枚撮影されることになります。

ちなみに自分が作っている空模様のタイムラプス動画は3時30分〜21時までで15秒置きに撮影してるので、計算としては
  • 撮影写真数 = 60 × (21 − 3 + 0.5) × 60 / 15 = 4440
で4440枚となります(実際にはその前後まで撮影してるので、これは必要最小枚数)。

ファイルサイズの計算

自分が使ってるのはあまり解像度の高くないWebカメラなので、ファイルサイズは1枚100〜200KBくらいです。それでも4000枚以上あるとあると600MBくらいにはなります。これが1回だけならいいんですが、毎日毎日続けていると年間で200GBは越えます。
コンデジだとだいたい1枚5MBほどですが、これが4000枚だと1回で20GBくらい。
一眼レフはちょっとファイルサイズが分からないですが、もっと大きくなるでしょう。

バックアップを考えるなら、一度動画で書き出した後は動画ファイルだけ保存するなどしていかないとあっという間にHDDなどのストレージが埋まってしまいます。

出来上がるタイムラプス動画の長さの計算

さて、写真が揃ったら次は動画作成になります。このとき、出来上がる動画がいったいどれくらいの長さになるか計算してみます。
仮に写真は1000枚あるとします。で、動画にするには動画のfpsを決める必要があります。動画1秒に何枚の写真を用いるかというやつです。Youtubeだと60fpsの動画も投稿出来るので、これで計算すると
  • 動画の長さ = 1000 / 60 ≒ 16.66666.....
と約17秒の動画になるわけです。30fpsならその倍で約33秒。

自分の作ってるタイムラプス動画だと4440枚、30fpsなので、約2分27秒となっています。

最後に

カメラによっては撮影間隔さえ指定すればタイムラプス動画の撮影が出来るようなので、その場合はこのような計算はあまりする必要がないかも知れません。まぁあくまでもマニュアルでごりごり設定して撮影する場合で必要な計算ですが、基本的にはオートで作る場合でも共通してるので、知っておいても損は無いかなと思います。



Amazon タイムラプス関連商品
Amazon 外付けハードディスク関連商品

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

Pythonのformat()を使って1桁の16進数でも2桁で出力する方法

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)