量子領域において電子でフラクタル図形を作るという研究

ちらほらと科学関係のニュースをみていたら何やらおもしろそうな話が出てました。
オランダのユトレヒト大学の研究者が行った研究で、なんでも量子領域で電子がフラクタル図形を形成するというもの。
実験自体は銅(Cu)表面に一酸化炭素分子(CO)を配置して、その時の表面の電子状態をSTM(走査型トンネル顕微鏡 - Wikipedia)で観測しているようです。詳しくは上のニュース記事や論文を読んで下さい。

出来上がったフラクタルの形状はSierpiński triangleと呼ばれるもののようです。
一体どのようにしてこのような図形を作ることが出来たのかも興味ありますが、この状態の電子がどういう振る舞いを示すのかもおもしろそうですね。スケールサイズはナノスケールレベルでしょうけど、一体どのくらいの領域で形成されているのか気になります。


で、話は変わりますが、フラクタルと言えば最近自分でも少しいじって遊んでみてました。いくつかYoutubeのチャンネルに動画をアップしています。
その中の一つに今回紹介した研究のフラクタル(Sierpiński triangle)で作った動画もありました。

自分でもまだフラクタルというものについて分かっていないことが多いですが、興味深い研究が出てくるともっと調べてみたくなりますね😉


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