Emacsのブックマーク機能について

Emacsでよく編集するファイルをどこかに登録してすぐ開けるようにしておきたい場合はブックマーク機能を使うと管理するのに便利です。
(なお「最近開いたファイルを開く」という機能はこれとはまた別でRecentf modeというマイナーモードを有効とするよう設定するといいようです)

メニューバーからアクセス

ブックマーク機能にはEmacsのメニューバーからアクセス出来ます。

ファイルのブックマークへの登録方法

ファイルをブックマークに登録するには、ファイルをbufferに開いている状態で「Set Bookmark」を選択して行ないます。キーバインドで行うには「C-x r m」とします。なおブックマークにはファイルと開いているときのカーソルの位置も保存されます。ブックマークからファイルを開くと、そのカーソルの位置も復元されます。これがわずらわしい場合はブックマークに登録するときはカーソルをbufferの先頭に合わせておけばいいでしょう。

ブックマークに登録したファイルを開く

登録したファイルを開くには「Jump to Bookmark」を選ぶか「Edit Bookmark List」を選びます。
「Jump to Bookmark」を選択するとポップアップでブックマークに登録したファイル一覧が表示されると思います。キーバインドでは「C-x r b」ですが、この場合はミニバッファーでどのファイルを選択すると指定することになります。微妙に選び方が異なります。
「Edit Bookmark List」ではブックマークに登録されたファイル一覧がbufferに表示されるので、その中から開きたいファイルを選びます。キーバインドは「C-x r l」です。

ファイルのブックマークからの削除

ファイルをブックマークしておく必要が無くなったら「M-x bookmark-delete」でそのファイルのブックマークを消すことが出来ます。

その他にもブックマークに関する機能はありますが、とりあえず基本としてはこんなところでしょう。あとブックマーク自体は「.emacs.d/bookmarks」というファイルに保存されます。

実際のブックマーク機能を使ってみての感想ですが、ブックマークを呼び出すキーバインドをよく忘れてしまって結局あまり使わなくなってしまうことが多かったです😞
けれどメニューからも呼び出せるので、それが分かってからは結構便利に使っています。


Amazon Emacs関連書籍

コメント

スポンサーリンク


このブログの人気の投稿

Ubuntu Softwareが起動しないのでいろいろと調べてみる(Ubuntu 20.04.1 LTS)

gnuplotでプロットなどの色をcolornameの指定で変更する

gnuplot : グラフにグリッド線を描く方法(set grid)

gnuplot : プロット画像のサイズ指定について(set sizeとの違い)

Pythonのformat()を使って1桁の16進数でも2桁で出力する方法