Ubuntu(GNOME)でウィンドウのタイトルバーが場所を取ってしまうことへの対処
Ubuntu(GNOME)のトップバーとウィンドウのタイトルバー
Ubuntu(GNOMEデスクトップ環境)では画面上部にGNOMEのトップバーが表示されています(時計やスピーカー音量、WiFi接続などが表示されている部分)。そして、起動しているソフトのウィンドウを最大化表示すると、このGNOMEのトップバーとウィンドウのタイトルバーの両方が画面上部に位置することになります。今回の記事は
- Ubuntu 18.04 LTS
- GNOME 3.28(たぶん)
トップバーとタイトルバーが両方あるとウィンドウの表示領域が狭くなる
例えばFirefoxのウィンドを最大化しているとこんな感じ。トップバーとタイトルバーが両方あるとちょっと場所を取ってしまい、相対的にウィンドウの内容が表示されるスペースが小さくなります。トップバーとタイトルバーの両方が表示されている状態 |
余談ですがFirefoxでは少し以前のバージョンから、タイトルバーを表示しないよう設定することができます。下のリンクはそのことを紹介したブログ記事です。
Firefoxの場合はこの設定により表示領域を広く取ることが出来るでしょう。ただ今回はFirefoxだけでなく、他のソフトも含めた一般的な対処方法について考えていくことにします。
対処方法を考えてみる
さてここでウィンドウの表示領域を大きくしたい場合、どのような対処があるでしょうか?考えられる方法として- トップバーを非表示にする
- タイトルバーを非表示にする
今回は上記2つのうち、2番目のタイトルバーを非表示にする方法を紹介していきます。個人的にはトップバーは常に表示させておきたいというのがその理由です。トップバーを非表示にする方法も探せばありそうなので、やりたい方は調べてみて下さい。
GNOMEでデスクトップ環境を設定、拡張する方法
GNOMEデスクトップ環境では「GNOME Tweaks」というソフトでデスクトップの各種設定が行なえます。しかしこのGNOME Tweaksにはタイトルバーを非表示にするという設定はありません。またGNOMEではその機能を拡張するものとして「GNOME Shell Extensions」というものがあります。
こちらのサイトでその拡張機能がいろいろと公開されています。ただ、自分が使用しているGNOMEのバージョンによっては使えないものがあったりします。 またUbuntuでこの拡張機能を有効とするには若干の手順を行う必要があります。
(話が逸れてしまうので今回はその手順は紹介しません)
基本、この拡張機能は自己責任で使用するものですね。結構環境が変わってしまうので、必要最低限で信用出来るもののみ使うようにした方がいいでしょう。
拡張機能 : No Title Bar
そしてこの拡張機能の中に「No Title Bar」というものがあり、機能の名前通りウィンドウのタイトルバーを非表示にすることが出来るものです。またタイトルバーにあるウィンドウの閉じるボタンなどはGNOMEのトップバーの方に表示されます。この拡張機能を有効にするにはUbuntuのシステム側で必要になるパッケージがあるので、インストールする際は説明をよく読んで下さい。
さて、この拡張機能を有効にすると以下のようにタイトルバーを表示させないようにすることが出来ます。
No Title Barを有効にした状態 |
なお、Ubuntu 19.10のGNOMEではこのNo Title Barを有効にしてもタイトルバーは表示されたままで効果が無いようです。おそらく対応しているGNOMEのバージョンと合わないためかと思います。似た名前の「No Title Bar - Forked」というものがあり、こちらの拡張機能だとUbuntu 19.10でも大丈夫のようです。
これで行けるのでは?
返信削除~/.config/gtk-3.0/gtk.css
headerbar.default-decoration {
padding-top: 0px;
padding-bottom: 0px;
min-height: 0px;
font-size: 0.6em;
}
headerbar.default-decoration button.titlebutton {
padding: 0px;
min-height: 0px;
}
https://wiki.archlinux.jp/index.php/GNOME#.E3.82.BF.E3.82.A4.E3.83.88.E3.83.AB.E3.83.90.E3.83.BC.E3.81.AE.E9.AB.98.E3.81.95
より
最高です一発でうまく行きました!ありがとうございます…!!!
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